「チマチマ記」おいしそうな話 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

チマチマ記/講談社

かわいい:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
おいしそう:食食食食食 /5 


長野まゆみさんの
「チマチマ記」を読みました。


耳がとんがって
前から見ると
チマキみたいな猫のチマキ。

弟のノリマキとともにおじいちゃんに
拾われて、
宝来家にやってきた。

翻訳家の小巻おかあさんが
連載するコラム「コマコマ記」の
まねをして
チマキは宝来家の様子を
「チマチマ記」に綴る。



子ネコのチマキくんが宝来家での
出来事をネコ目線で語ります。

そのネコ目線がすごくかわいらしくて、
夢中になっちゃった一冊です。

暴れん坊でちょっぴりおバカさんキャラの
弟ノリマキの動きが
ネコ好きにはたまらないと思います。

長野作品なので
条件付オススメですかね。
(BL系も平気な人のみ)

家事一般を請け負う
宝来家「おかあさん」の息子カガミさんと
居候でやり手サラリーマンの桜川さんが
ふわーっとアレです。

それはともかく、
そのカガミさんの作るごはんが
むちゃくちゃおいしそうなんですよ。

ネコごはんもカガミさんの手作りで、
恐ろしいほど豪華。

チマキくん、羨ましい……。

ちょっぴり複雑な事情のある
宝来家の人間ドラマも
見所ですね。
(むしろ本当はそっちがメインかしら……)