「モモ」何度読んでも……。 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の.../ミヒャエル・エンデ

ワクワクどきどき:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5
時間を贅沢に使いたくなる:☆☆☆☆ /5


ミヒャエル・エンデさんの
「モモ」を再読しました。


円形劇場に住み着いた
真っ黒な巻き毛の少女モモ。

彼女はそこにいて
話を聞いているだけで、
人々の悩みや揉め事を収めてしまう
不思議な少女だった。

ある日、灰色の男たちが
人間の時間を盗んでいる事実を
知ってしまったモモは
それを親友のジジやベッポに
話したが……。



大好きな作品です。

再読してもやはりステキ。
人々に愛されている浮浪児の少女モモが
背中に文字が浮き出るカメ・カシオペイアと
親友たちを救う大冒険をします。

最後の畳み掛けるような
駆け足の展開も心拍数急加速ですね。

マイスターホラという
時間をつかさどる人物(?)が
登場するのですが、
その方のお家<どこにもない家>の
摩訶不思議感が大好きです。

そして「時間にせかせかした大人」たちって
今でも古さを感じさせないテーマですよね。

あらためてじっくり「今」を楽しみたいような
気分になれました。

「はてしない物語」も
近々再読したいですね。

あ、「はしたない物語」って
タイプミスしそうになりました。


今日の1コマ。




マイスターホラが眠りに就く前に、
私の眠りは普通じゃないからついてきちゃダメだとか
いうようなことを云うんですが、
一体どんな寝姿なんですかね。

かなりホラーなんでしょう。
マイスターホラなだけに……。