- MM9/山本 弘
怪獣いっぱい: /5
どきどき: /5
山本弘さんの
「MM9」を読みました。
『緊急! 怪獣警報発令』
怪獣災害を扱う気特対の軌道班・灰田涼はこれからデートだというのに
呼び出された。出勤を渋っていたが、現れたのがMM8か9の怪獣だと
知らされ、慌ててタクシーに飛び乗る。
『危険! 少女逃亡中』
気特対の宇宙物理学者であり母でもある案野悠里は早朝の電話に
戸惑っていた。怪獣が出たという連絡だったが、テレビをつけると
映っているのは、画面いっぱいの少女の顔なのである。
『脅威! 飛行怪獣襲来』
飛行し、発光するMM1か2の怪獣が現れた。サイズも小さいので
気特対メンバーにもさほど緊迫感はなかった。しかしとある情報に
より一気にその怪獣へ対策が厄介なものとなった。
『密着! 気特対24時』
怪獣の注意報や警報、予測が外れると、専ら国民に不人気の
気特対にテレビクルーが印象向上のドキュメンタリー番組のために
張り付いていた。メンバーは妙にやりにくさを感じる。
『出現! 黙示録大怪獣』
瀬戸内海の荒神島でかつてないほどの巨大な怪獣が眠っている
ようだった。規則的に周囲の電気機器が仕えないという現象が
起こるためなかなか調査は進まない。
最近、読みすすめている
山本弘さんの作品も3作目となりました。
怪獣ですね。
前に読んだ「トワイライト・テールズ」と
同じ世界なのでしょうか。
怪獣が台風や地震のように当たり前に
出現する世界でのお話です。
怪獣の大きさは「MM(モンスターマグニチュード)」で
表され、気象庁の気特対のメンバーが
調査したりしているのです。
その情報を元に怪獣を倒すのは自衛隊です。
世界の設定が
結構細かく作られていて、
リアリティがなさそうな「怪獣」という
存在が妙にリアルです。
「そういうこともあるかもなぁ」と
思わせられちゃいました。