「甘栗と戦車とシロノワール」ハードボイルド高校生 ( in 名古屋 ) | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

甘栗と戦車とシロノワール (角川文庫)/太田 忠司


ハードボイルド:171717 /5
名古屋:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5


太田忠司さんの
「甘栗と戦車とシロノワール」を
読みました。


高校に復帰した甘栗晃は
美術部の部活中に戦車とあだ名される
徳永に呼び出された。

接点のない人物に呼び出され
好奇心から、周りの警告を押し切って
話を聞いてみたところ、
人探しをして欲しいという探偵の
依頼だった。



前作「甘栗と金貨とエルム」
から間が空いてしまいましたが、
ようやく読めました。

探偵だった父親を交通事故で
亡くして天涯孤独となった
高校生・甘栗くんの探偵物語
第二弾です。

今回も名古屋を舞台に
甘栗君が自転車で走り回ってます。

依頼された人探しは
ヤクザや殺人事件も絡んできて
予想以上に大きな話になっちゃうんですが、
高校生である身をわきまえている甘栗くんの
クールな対応がカッコイイです。

しかもクールでありつつ
要所要所でアツさも
見せてくれるのですよ。

ハードボイルドしてますね……。


ついでにコメダでシロノワールを
食べる様子もそそられます。

とろけたソフトクリームと
アツアツのデニュッシュを一緒に
頬張る……食べたいです。


なじみのある土地が
舞台なのも嬉しかったですね。

甘栗くんが入ろうとしたスタバとか
レストランとかの店名が出てなくても
どこのお店か分かっちゃいます。

東京に住んでいる本読みさんは
いつもこんな気分なのでしょうか。
羨ましいです。