「花火図鑑」花火を見る前にどうぞ | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

花火の図鑑/泉谷 玄作

知的好奇心を刺激:ワクワクワクワクワクワクワクワクワクワク /5

写真がキレイ:GOODGOODGOOD /5



昨日、仕事がなければ花火に行きたかった……

今日は図鑑を眺めて花火を楽しみました(さみしい)。

「花火図鑑」です。


この本は花火のいろいろなことが

写真満載で分かりやすく書かれています。


子どもでも読みやすい文体です。

むしろ子ども向けなのかもしれません。


花火の種類には音を出すための花火「雷(らい)」や

色のついた煙を見せる「煙菊」、「煙竜」などの

昼花火、

そしてお馴染みの「菊」や「牡丹」などの夜花火、

手に持って遊ぶ「おもちゃ花火」などなど、

挙げてみるとかなりたくさんあるようです。


花火の大きさってご存知ですか。

4号玉の花火が開くとだいたい遊園地の観覧車と

同じ大きさなんだそうですよ。


そう言われても「?」って感じですよね。

花火大会の花火は普通3号玉~5号玉をあげることが

多いようです。だいたいスターマインとかでポカポカ上がるのが

特2号や3号玉で、いろいろな仕掛け花火になるのが

5号玉以上のものらしいです。

だから4号ってちょっと小さめの花火なのかな……


今まで見た花火で一番大きいのは3尺玉(30号)ですが、

ここまでくると筒に玉を込めるのにクレーンが必要だそうです。

はなやかな花火大会の裏方も大変なんですね。


そして花火を鑑賞するのがもっと楽しくなる知識が

たくさんありました。


花火が上がるとき光の尾を引いて昇るときの形、

開き方や炎の色、音の大きさ、明るさ、光の輪の先の点滅具合、

花火の芯の光の色など、見なければならないところが

実はたくさんあったのです。


花火にもいろいろと名前があります。「玉名」というそうです。

例えば「昇分火付八重芯錦菊先紅点滅

(のぼりぶんかつきやえしんにしきぎくさきべにてんめつ)」


これは「昇分火」という昇り方をし、「八重芯」という二つ以上の芯が

入った、「菊」(錦色から紅色に変化する)で光の先が

紅色に点滅する花火ですよ、という意味だそうで、

難しいですがカッコイイ名前ですね。


他にも気になる花火の中身の写真や、

種類別の花火写真、世界の花火写真、花火の歴史、

花火師さんの一日、日本の主な花火大会リストまで

本当に盛りだくさん。


この本、欲しい……

本気で欲しい……