「アンダーソン家の嫁」私小説的? | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。


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アメリカ生活:あったか気分あったか気分あったか気分 /5

ゆるい:うーんうーん /5



野中柊さんの「アンダーソン家の嫁」を読みました。



『ヨモギ・アイス』

 ヨモギはアメリカ人のジミーと学生結婚をしアメリカに

 住み始めてから、毎朝神経質に体重を量っていた。

 アパートの近所のケンカや前の住人の飼いネコのタマなど、

 ヨモギのアメリカでの結婚生活を綴る。


『アンダーソン家の嫁』

 マドコ・サトーはウィル・アンダーソンと結婚し

 東南アジアの蜜月旅行を終えて、アメリカに渡った。

 ウィルの両親が開く結婚パーティ、頑なにアンダーソンの姓を

 名乗る事を拒むマドコは旦那の家の強い結びつきに触れて……



両方とも国際結婚をしてアメリカに渡る日本人女性の

お話で、ヨモギもマドコも性格が似通っているしで、

読み終わった後はほとんど混同してます。


アメリカでの結婚生活や文化の違いによる衝突とか、

つらつらと書かれていて、私小説的な印象。

正直、ちょっとだけ退屈かも。


文化が違うということは意外と大変だなぁと。

月並みな感想が浮かんだくらいで……

あとアメリカの食べ物はすごいなぁとか。


でもヨモギとジミーが近所のゲイカップルのケンカに

聞き耳を立てている習慣にちょっと共感。


やっぱり近所の音とか声が気になります。

ウチの裏の家、犬と飼い主さんが庭でお話してると

思わず聞いてしまいます。

ほのぼの。