「サンタのおばさん」時期外れだけど | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

サンタのおばさん/東野 圭吾

子ども達に是非:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5

深い:GOODGOODGOOD /5



東野圭吾さんの「サンタのおばさん」という

絵本を読みました。



フィンランドでひらかれた”サンタクロース会議”で

引退するアメリカサンタの後任を務めるサンタ候補を

紹介することになった。


各国のサンタクロースが見守る中現れたのは

なんと女性のサンタクロース候補だったのだ。


アフリカサンタ、ドイツサンタ、イタリアサンタ、

オランダサンタ……

各国サンタは激しく意見を出し合って女性のサンタを

認めるか話し合った。



なんともかわいい雰囲気の絵本でした。

サンタがいっぱいいて、クリスマスの相談を

している様子とかその国の文化に合わせたサンタが

いるのがおもしろい。


その中でも性差や民族の違いに視点を向けられる

内容も含んでいます。


ちょっと字が小さくて多いような気がするので、

大人向けの絵本のような印象があるのですが、

子どもさんでも楽しめるんじゃないかな、

イラストもとてもかわいらしいし。


最後はちょっとだけ意外な結末でした。

サンタの話と思いきや、ホッと心あったまる

ラブストーリーの要素があったのです。


あ、そうそう東野圭吾さんの絵本だ、という

ところにまず驚きがあったのに、

大事なところをすっかり忘れてました。



今日は知人の結婚式でした。

タイムリーなセレクトをしたなぁと自画自賛。

でも時期外れ……