「流星の絆」ようやく読めた | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

流星の絆/東野 圭吾

息をもつかせぬ展開:ワクワクワクワクワクワクワクワクワクワク /5

おもしろかった:納得納得納得 /5

涙が止まらない:?? /5



ようやく図書館の順番がまわってきました。

東野圭吾さんの「流星の絆」を読みました。



深夜、両親に気付かれぬように家を抜け出し

ペルセウス流星群を見に行った、功一と泰輔と静奈の3兄妹。

あいにく天気が悪く流星は見えずとうとう雨が降り出し

幼い静奈は眠ってしまう。


諦めて帰宅した功一が見たのは変わり果てた

両親の姿だった。


洋食屋「アリアケ」の強盗殺人事件から14年が過ぎ、

事件は迷宮入りとなっていた。

残された子ども達も大人になり、独自の方法で

助け合いながら暮らしていた。


そして「仕事」の最中に両親を殺害した犯人に

に繋がるような出来事に遭遇する。



一気に読めました。

でももっと早く読みたかった……


ドラマ見てなかったですが、話の設定とかってやっぱり

漏れ聞いてしまいますよね。

なんだか、「予想通り」でちょっとがっくり。


ドラマのCMで散々聞いた「仇の息子に惚れてるよ」というセリフが

この物語の中心をズバッと言っちゃってる気がします。

名セリフであると共に「何てことを」と思ったり(笑)


しかしさすが東野さんです。

「息をもつかせぬ展開」という帯の言葉どおり、

予想できるんだけど読み進めずには入られない「引力」を

感じました。


ミステリではないように思うんですが、

最後にちょっと意外な展開を持ってくるあたり、

ミステリっぽいセンスが光ります。

そしてその伏線も序盤、中盤などにちょこちょこと

入ってきてるのでちょっと感動しました。


うん、さすがですね。

そういうところはかなり楽しませてもらいました。


ただもう1つ帯にある「涙が止まらないラスト」というのは

若干「え?」と思いました(^^;)

感慨深かったけれど、涙、涙、というのとは

違う気がします。


久しぶりのネタバレ(↓)


むしろ「めでたし、めでたし」という感じだったと思います。

詐欺行為の後始末の為に走り回る兄弟達に

「クスッ」とさせられたり、

詐欺に使うために用意した指輪を持ってくる

茶目っ気がいいな、と思ったり……


「涙」はでなかった。


とりあえずハヤシライスが食べたくなります。

でも実は洋食屋だったらオムライス派だな。


デミソースもいいけどホワイトソースも好き。

トマトソースもいいですね。


オムライス食べたい。