初めて読む作家さんです。
長編ホラー小説とのことで夏が終る前に、
と「0ゼロ」を読んでみました。
頭部だけをきれいに木端微塵にされた
遺体が相次いで発見される。
佐伯美香は女刑事で連続殺人の犯人を
追っていた。遺体のあった公衆トイレで
異様な気配を感じ跡を追ってみると……
またやってしまった。
これには『ゆび』という前作があったようで、
その前回の事件があって、という前提で
話が進んでいました(^^;)
でも文章が分かりやすかったし、
説明も入っていたので大体分かりました。
しかしあまり好みの話ではなかったです。
ホラーというには何か足らないような……
あと、少しエキセントリックな感じでした。
犯人が人間でないことが序盤に
言われてしまっているので
推理する隙間もないです。
もちろん推理小説じゃないんですけど(^^;)
刑事さんとか出てきてるのに……
いろいろ残念。
それからもうちょっとその
”人間じゃないもの”の
説明があったらよかったです。
急展開すぎてびっくりでした。
やっぱり前作読んでないせいでしょうか。
そして決定的なのが全然怖くない。
気持ち悪い表現がちょっとあるくらいで
ホラーに期待する底冷えするような
怖さがなかったですね。
前作読んでない私の感想なのでちょっと
言いすぎな感も否めませんが、
うーん、イマイチでした。
すみません。