- The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day/乙一
- 「The Book」という乙一さんのジョジョ4部のノベライズ本
- を読みました。
まず装丁がものすごくカッコイイです。
「ダークブラウンの革張り」の本のようで
一見してコミックのノベライズものだと分かりません。
この小説の主人公の「スタンド」(←コミックのジョジョの世界に登場する特殊な能力の総称)
に由来する装丁のようです。
ポップアップするイラストまで付いていて豪華です。
残念ながら第1部と第3部のコミックしか読んだことがないので
分からないのですが、
どうやら主人公はオリジナルキャラクターのようですね。
それに第4部のキャラクター達が絡んできます。
主人公の蓮見琢馬のスタンドは生まれてからの記憶をすべて
蓄積することです。
その能力を使って自分の生い立ちや
復讐すべき人物を知り、
その過程で第4部主人公の仗助たちと衝突することに
なっていきます。
エピソードが時系列ではなくて、最後に全部が
明らかになるという仕組みになっています。
乙一さんの作風が感じられますが、
ジョジョっぽいかと言われるとどうなのでしょうか。
ジョジョファンの方の意見が聞いてみたいところです。
ジョジョで好きなのはあの効果音とかポージング
というコミックならではの部分なので
私は一つの乙一さんの作品という目で楽しみました。
世界観の予備知識がないとちょっと分かりにくい
ような気もします。
どうしても気になったのはもろに文中に「コミックス参照」という
言葉を見てしまったことでしょうか。
せっかく小説の世界に入り込んでいるときに
これはNGだと思うのですが……