CEEPO Shadowに試乗してきました。
7月にShadow-Rに乗って好感触でしたがShadowには乗ったことがありませんでした。
今回試乗したのはカーボンディープリムが搭載された”決戦仕様”です。
この手のバイクはホイールの違いで走りが別物になるのでこの仕様で乗れたことでいろいろ試すことができました。
まずは車体の重さによる振りの遅れや操作性を確認しました。

Shadow-Rと同じように低重心なのでサクサク振れます。僕はバイクを振るタイプなのですがしっかり振ってもフレームがヨレて遅れてくるような感覚がありません。
トップチューブが太く、膝が何度か当たったのは気になりました。

次に、高剛性からくる振動吸収性の悪さと路面追従性、バイクの跳ねをテストしました。


TTバイクで登る場所じゃないですよね笑
石畳の急な登りです。路面が悪く、勾配がキツイのでガチガチのフレームだと跳ねて進みにくいところです。

前輪荷重で後輪が滑りやすいようにガシャガシャ踏んでも路面をしっかり捉え、楽々登れました。
このままシクロクロスに使えるような安定感と振動吸収性です。
タイヤは25mmが付いていましたが28mmまで対応しています。僕は28mmを愛用しているのでさらに振動吸収性をあげられるためこの仕様はすごく嬉しいです。


次に高速巡航性です。
当たり前ですがめちゃくちゃ速いです。
HED GT3を履いているのではなく、普通のディープリムなのに40km/hで巡航するのがとても楽で、ハンドルも市販品を使用できるのでポジションの自由度も高いです。
このときもトップチューブに何度か膝が当たりました。

気になった原因がこちらの補給食用ボックス。
シリコンでできているので、膝が当たったときにレッグウォーマーがグリップしてしまい、膝が当たるだけでなく、引っかかる感じがありました。
僕ならフレームとシリコンの縁にビニールテープを貼って滑りやすいようにします。それだけで快適性が大きく向上すると思います。

トライアスロンでは補給食が大切で、僕もボックスを取り付けているのでそういえばよく膝を当てていたと思い出しました。
最近ロードばかり乗っているので忘れていました。

最後に気になったのがサイズです。
169cmの僕はMサイズです。
この手のバイクは小柄な人は乗れないことが多いですがSサイズはスローピングになっているため、155cmから乗れるそうです。
女性も本格的なTTバイクに乗れるようにと設計したそうです。
まだSサイズは乗っていないので自分の目で本当に155cmまで対応できているのかは確認できていません。
サドル高は問題ないことがジオメトリーから確認できましたがトップ長は無理が出るかもしれません。
160cmだと普通に乗れると思います。

思い切り好きなように試乗させていただきありがとうございました。
車への積み込みや輪行を考えるとShadow-RよりShadowの方が自分には合っていて、本当に乗りたいと思える1台でした。