こちらは現在乗っているワンバイエスのJFF#501です。快適性を求めてベントフォークとカーボンハンドル、カーボンピラー、27mmタイヤを装着しています。
ハンドリングは仮想ストレートフォークという感じです。すごく不思議な感覚なのですがコーナーを曲がるとストレートフォークがそこにある感覚がします。
共通するのが快適性です。特にフロント周りの快適性はパフォーマンスに直結します。
手のひら、肩、首、腕、頭に振動が伝わると疲れるのはもちろんですが気持ちが落ちます。速く走ろうという気力が薄れていく感覚があります。
↑サガンvs辻
スプリンターという仕事は最後の最後が重要であるため、フレッシュな身体を最後まで残せるかが勝負を左右します。
「走力以外の要素で疲れない」ということを常に意識しています。
現在、当たり前のように採用されている
「ストレートフォーク」
の攻撃的な突き上げがすごく苦手です。
そこで目にしたCEEPO シャドウR
他社のV型フレームには全く刺激されなかったのにこのフォークが付いたシャドウRには強烈にシビレさせられました。
伊勢志摩で田中社長とお会いし、今日試乗する機会を設けていただきました。
走り始めて20km/hまでは「普通のTTバイク」です。
ただ振りが軽い。重量があるはずなのに重心が低いためサクサク振れます。
30km/hから40km/hまでも扱いやすさからサクサク加速。
40km/hでDHバーを持つと振動が来ない。
マンホールを踏んでも段差に乗り上げてもDHバーを持ったままでフラつかず、直進し続けます。
突き上げ=押し返し=減速
なので路面が荒いと走りが重くなります。
それが無いんです。
40km/hに上げてから踏みやめても速度が落ちにくいのは空力の良さから誰でも想像できることだと思います。
このバイクに乗れば誰でも路面の突き上げが自転車を減速させてたということを知ることができます。
日本の路面でハッキリ違うということは海外の路面だと大きなアドバンテージになります。
空力プラス快適性という2つの武器に対して重量がマイナスになってきます。
重さより空力。重さより快適性。
これを文章で伝えるのは非常に難しいです。
メリットに対してのデメリットがすごく小さく感じます。だからこそこのデザインに踏み切ったと思います。
他社も追随すると予想しています。それくらいメリットが大きいです。
試走を終えて、バイクを眺めて、
「あっ、このホイールだったのか」
と言いました。ディープリム履いていると思って走っていました。
ハンドリングは仮想ストレートフォークという感じです。すごく不思議な感覚なのですがコーナーを曲がるとストレートフォークがそこにある感覚がします。
ジオメトリーがCEEPOのバイパーと同じだそうです。同じジオメトリーだと形状が違っても操作性は同じというのも初めて知りました(当たり前なのかもしれませんが驚きがありました)
たくさんの自転車に乗り、たくさんテストしてきたはずなのに、ディープリムを履いていると勘違いし、フォークがあると錯覚したことが驚きでした。
いい意味で「普通」のバイクです。
扱いやすく乗りやすく、快適なのに見た目が凄い。誰でも乗れるスーパーバイク。
それがCEEPO Shadow-Rです。
田中社長 貴重な機会を与えていただきありがとうございました。