6月9日長野県大町市 爺ヶ岳スキー場でeBIKE(電動アシストMTB)レースが開催されました。
僕はベネリのアドバイザーとして参加しました。
他にはヤマハ、ミヤタ、BESV、コラテックの4社が参戦しました。
各メーカー毎にバイクに特徴があり、それが勝負を左右します。
ヤマハ YPJ-XC 35万円・中速域での伸びがパワフルでゲレンデに出ると有利
ミヤタ リッジランナー36万9千円・高スタミナで長時間レースに強い
BESV TRS1 46万2千円・カーボンフレームでeBIKEと思えない軽さ 岩場での押し区間が有利
コラテック X VERT 39万8千円・MTBとしてのバランスがよく、低速域でのコントロール性は圧倒的
ベネリ タジェーテ 23万8千円・実用速度域でのアシストが強い
ゲレンデの登坂に強いのがヤマハとベネリ、ミヤタ
シングルトラックや岩場に強いのがBESVとコラテック
ミヤタに乗るのはMTB DH元日本チャンピオンの内嶋選手
BESVにはJNCCシリーズチャンピオンの小池田選手
コラテックにはMTBエンデューロシリーズチャンピオンの兼岡選手
ヤマハにはJNCCのヤマハライダーが乗り、
各メーカーがプライドを賭けたレースとなりました。
ベネリは必勝モード。
レースギリギリまでセミファットタイヤのネロンを使用するか、ノーマルタイプのタジェーテを使用するか悩みました。
あまりにも荒れた路面であったため急遽ロードバイクに付いていたLOOKのペダルを取り付けました。
試走を終え、一度パンクしたためタイヤ空気圧は1.4に。市販モデルとの違いはハンドル幅のみ。
他社とは10万円以上価格差があるため、フォークや変速機が1ランク低いこともあり、微調整を繰り返して最高のセッティングで挑みました。
内嶋選手と兼岡選手と試走をし、速攻落車をしてすごく待たせてしまいました。
あの内嶋選手でも2度も足を付いてしまうような30cmクラスの石しか無いシングルトラックは一度足を付くと再乗車できません。
ロードペダル&ロードシューズの僕としては押しになると不利になってしまいます。
MTBでは絶対に走れないガレ場&急勾配。eBIKEだから走ることは可能ですが一度のミスが大失速を生む絶妙なコースレイアウトでした。
3人で試走しているときに、上りではパワーアシストの上限の関係であまり差が出ないことがわかりました。
そうなるとテクニック勝負になります。MTBライダー相手にどう戦えるのか。
すごく緊張し、落ち着かず、繰り返しウォーミングアップをしました。