トライアスロンに出場し始めて1年半。様々な経験と多くの方と知り合うことができました。
TeamZenkoというチーム名でありながら独りであるため多くの方からいただけるアドバイスは非常に嬉しく、毎日勉強です。

トライアスロンを始めようと思った時に
「バイク強いとトライアスロンに有利ですよ」と言われました。泳げないし、自転車選手は歩くことも苦手であるため、バイク得意でもなぁ…と思っていました。

2015年11月に出場したアイアンマン70.3台湾でトライアスロンにチャレンジしました。
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スイム終わると周りのバイクがほとんどなくなっていましたがバイクが終わるとそのほとんどの選手を抜くことができていました。
そして、ランの筋肉を温存する走りができるのでランでもあまり遅れず走りきれました。

その後出た大会でもバイクでジャンプアップすることができ、
「バイクが強いとトライアスロンに有利なのかも」
と感じるようになりました。
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この1ヶ月蒲郡、大阪城、伊勢志摩と3連戦をし、どれもバイクで100人以上抜くことができました。

なぜバイクでこんなに順位が上がるのか、考えてみました。
というのも、僕はロード選手でありながらスプリンターであるため「単独走(タイムトライアル)」が苦手な選手であったため、ドラフティング禁止レースではいい走りができないと思っていました。

実際走ってみるとコーナーが多く、アップダウンもありロードのタイムトライアルよりはシクロクロスに近い走りとわかりました。
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また機材マニアということで
高価なバイク=速い
ではなく、トライアスロンルールに適した機材選びをしました。フレーム、ホイール、タイヤ、ハンドル、サドル等自分が使いたいと思ったものを選び組み上げました。
メーカーから使って欲しいと頼まれて使っているものはありません。

3種目の中で一番競技時間が長いということも順位を上げる一つの要因になっています。

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日本ではバイクパートを教えるコーチが少ないことと、機材に頼る傾向があるように感じました。

スイムとランのコーチはたくさんいますがバイクのコーチと機材について詳しい方が少なく、多くの選手がバイクパートで力を活かしきれていないと思います。

今すぐ僕より速く走れると確信を持てる選手が数人います。セッティングとバイクコントロールを理解すればその瞬間から速くなれるポテンシャルを持っています。

3連戦では僕のバイクタイムを意識してくれていた選手がたくさんいました。そして伊勢志摩里海トライアスロンでは真っ向勝負を挑んでくれた選手もいました。

日本でのバイクパートへの意識が変わり、全体が底上げされるきっかけを作りたいと思うようになりました。

レース会場では聞かれたら何でも答えます。秘密にしておけばしばらくはバイクパートでトップをキープできると思いますがどんどん伝えていこうと思っています。

コーチ業をしていることもあり、どこまで話すか悩むこともありますが、レース会場では何も隠さないことにしています。

よりバイクパートが注目され、日本国内で40km/hオーバーのバトルが繰り広げられるよう、多くを伝え、そして自分も負けないように進んでいこうと思います。

そのかわり…


スイムは教えてください。
ランは練習相手になってください。
お願いします!!

スポンサーであるマルホン胡麻油やサンボルトのウエア、ポラールの時計などを何かのタイミングで手に取っていただけるとそれが活動を拡げるきっかけになるかもしれません。
トライアスロン界でも辻善光共々よろしくお願いします。