朝からグッとくるコラムを読んだので紹介します。

MotoGPの経営学「勝てないチームがスポンサーを獲得できる理由」

 

タイトルを見て、「あっ僕だ」と思いました。

最近多くの現役選手からスポンサー獲得についてのアドバイスを求められます。

 

できるだけ丁寧にたくさんのことを惜しまず伝えるようにしていますが実際にスポンサー獲得するのは非常に難しく気持ちが続かないことが多いように感じます。

 

このコラムないでグッときた言葉が3つあります。

 

1.リスクを冒すことは、決して好きじゃない。私が好きなのはチャレンジなんだ。チャレンジはリスクを内包しているものだし、そのことは十分に理解している。でも、好んでリスクを冒そうとは思わない。(ページ3下部)

 

2.目標は、自分のチームをできるだけ長く続けることだ。……そうは言っても、勝つことを諦めてるわけじゃないよ。そりゃあ勝てればうれしいさ。だってそれはチャレンジだからね。レースしているからには攻めたいし、いつだってより良くなりたい、より良い成績を残したいと願っている。(ページ3上部)

 

3.リスクを冒したくないなら、つい守りの姿勢になりそうですが?の問いに

 それはないよ。私はいつでも戦っている。もし守りに入ったら、すぐにやられてしまうだろう。戦いの舞台に立たなければ、競争もなく、進化もなく、待っているのは死だけだ。(ページ4上部)

 

1のリスクについては非常によく考えます。チームカーなんてほとんどの人に

「この派手な車だと悪いことできないな」と言われます。チームカーのことだけで長文になってしまうので書きませんがあれも一つのリスクでもあると思います。スポンサーにとっては非常に大きなリスクだと思います。

 

ただ、「チャレンジはリスクを内包しているもの」とあるように思い切った誰もしていないチャレンジをすることでただのリスクではなく意味のあるリスクになるように活動しています。

 

スポンサーは選手を判断するときにリスクとメリットを天秤にかけると思います。メリットしかない条件を提示することも可能だと思います。僕の場合はリスク(時には金銭面、時にはブランドイメージ)を理解し、リスクを負ってでもメリットがあると判断してくれたメーカーと繋がっているように感じます。

 

メリットしかないような条件提示をされることも多々あります。そのような場合は契約に繋がらないことが多いです。

リスクを一緒に楽しめる方々と人生を楽しみたいという気持ちが大きいのが僕の特徴のようです。

 

 

続く