怪我と体調不良から遅くなってしまいましたが今日からシクロクロスに参戦しました。
初戦に選んだのは高校3年間暮らした京都美山。今では自転車の名門となった北桑田高校出身です。

 

 

コースの状況から見て朝の試走はパス。昼の試走で走行ラインと根っこの位置を覚える。コースの半分がアップダウンのある土の路面、半分が芝となっている。芝が苦手で、いい走りができている日ほど落車する。土の区間は得意なので4周した。

前日、マッドタイヤが良いと情報が回ってきたけれど、3ペアあるホイールは全てフロントがマッドタイヤでリアがスリック。酷いマッドなら担いで走ろうと思っていたが、ドライに近いコンディションに変化していったので問題なく走れた。

練習で3本ローラーに乗り始めてからオフロード練習が好調になったのでミノウラLiveRoll R720を持ち込んだ。

 

初戦なのでゼッケンは69。スタートは最後尾。どこまで上がれるか楽しもうと走り始めた。

第1コーナーで落車が発生していて、その先もずっと渋滞。抜くスペースもないし、メカトラブルを避けたいので最下位でしばらく走る。乗っていくか降車していくか悩みが出る区間でもたついている選手を担ぎで抜き、少しずつ順位を上げる。下りと芝区間は抜けないので休憩区間として後半に備えた。


スタート前に辻啓さんに「空気圧が比較的高くてもいいと感じた」と聞いていたので普段より高めの1.8気圧にしていた。そのおかげである程度強引に根っこの上を走ってもリム打ちせず、パンクを恐れず走ることができた。

 

月曜日から練習を始めたばかりなのでまだ筋力もなく、怪我の再発も怖かったので攻めすぎず、心拍数も上げないように常にもう一段階上げれるように意識して常に余裕を持って走った。
40分過ぎたあたりからようやくバイクコントロールに慣れてきたので下りを攻め始め、心拍数も上げて走るようにした。スリックタイヤのおかげで泥が付きにくく、重量が重くなりにくく、下りでは簡単にロックさせることができるのでコーナーも曲がりやすかった。



レース後半、何人かの選手が抜くときにコースの端に寄ってくれた。疲れた状態で後ろを確認し、自ら走りにくいラインに入り、譲るというのは簡単にできることではない。
リスペクトしてくれていることを感じるし、僕もリスペクトしている。
「ありがとうございます!」「おう!頑張れよ!」

ほんの一瞬だけどとても嬉しく、力をもらえる。
レース後にまたお礼を言いに行くようにしている。

今日は福田選手には挨拶できたものの西山選手には挨拶できず。ありがとうございました。

 

ラスト1周に入ったところで中原選手に抜かれた。さすがプロ。一気に抜かれた。
悔しいので「勝負だ!」と声をかけ、思い切り追い込む。
残っていたパワーを全て出して勝負を挑むも少しずつ差が開く。それでも踏み続けていると中原選手を含む3人パックに追いつけそうになった。抜けばトップ10に入れるだろうと思い猛プッシュ。全力で攻めているはずなのに芝区間が遅過ぎてなかなか追いつけない。

最終コーナーで追いつき、スプリントで1人抜くことができた。

 

11位だった。


不調が続き、なかなか練習することができなかったけれどやはりシクロクロスは楽しいです。「ゼンコー!」とたくさん応援していただけてパワーになりました。

 

ゴール後、キッズスクールに参加してくれていた子供達が集まってくれました。


レース中は順位を言ってくれて、ゴール後はレッドブルをもらってきてくれました。
もう引退した身ですが、こういう時に”また練習頑張ってみようかな”と思います。
 

次戦は関西シクロクロス びわこマイアミランドです。
トップ10目指して頑張ります!