トライアスロンを初めて10ヶ月。間違いなく最大の舞台となるアイアンマン70.3ワールドチャンピオンシップに出場してきました。
開催地はオーストラリア・サンシャインコースト。素晴らしい海とハードなバイクコース、観客が多い海岸沿いのランコースとワールドチャンピオンシップにふさわしいロケーションでした。

  一緒に遠征したアスロニア梅田校のメンバーと。マナスルは本文とは関係ありませんw


この大会に出場するにはスロット(出場権)が必要です。デビュー戦となった2015年11月の台湾では上位に絡めず、リベンジとして挑んだ2016年3月の台湾で4位に入り、スロットを獲得することができました。
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 アイアンマン70.3台湾でエイジ4位になりスロット獲得


7月には蒲郡と伊勢志摩に出場し、両大会でバイクラップでトップタイムを出すことができ大きく自信が付きました。しかしスイムは非常に遅いため一番時間をかけて練習に取り組みました。
足の痛みもなく調子よく大会を迎えられると思っていましたが大会20日前におたふく風邪を発症してしまいました。1週間絶食で3kg体重が落ちたところからの調整となり、出来る限りのトレーニングをして世界最高峰のレースに挑みます。

大会2日前の金曜日に会場入りし、その日のうちに説明会があり、バイクコースの難易度が高く、試走を勧められました。
すぐに車でポイントとなる地点まで移動し、レース用ホイールを装着して試走をしました。勾配がきつく、どんなにゆっくり登っても筋トレになってしまうくらいの坂でした。

 20%の坂が3連続する登坂ポイント。

 

そのような坂でも足は軽く、呼吸も楽で、非常にいい仕上がりになっていることを感じることができました。機材調整も完璧で路面の荒れ方から空気圧を低めにすることが重要になるということもわかりました。

 ウェルカムパーティー。食事はグルテンフリーやベジタリアン用が用意されている

 


大会前日の土曜日には公式スイム練習があり、サンシャインコーストの海を泳ぎに行きました。こちらも難易度が高く、今まで経験したことのない高さの波が次から次へと押し寄せ、海無し県奈良出身者には恐怖心を植え付ける練習となりました。

 水の壁が迫ってくるような大きな波。


力みながら泳いでいたせいか疲労感が大きく残る練習となってしまいました。

 この日のために特注で作ってもらったウエットスーツ。腕が黄色いので遠くからでも認識してもらえる仕様。

ウエットスーツを特注で作ってもらったのでよく浮かび、腕が回しやすかったので水に対する恐怖心は無くなり、楽しんで泳げるようになりました。

 

 

今回移動はすべて自分たちでレンタカーを運転しました。左側走行で、ハイエースだったため日本とほとんど変わらず、ストレスなく移動することができました。

 大量の荷物も楽々積めるハイエース

エントリーの際に参加賞のリュックをもらえます。この中に当日必要なトランジットバッグがすでに入っていたのでスムーズな手続きでした。


2につづく。