エイジカテゴリー 30-39歳
12位

スイムは泳力が伸びてきたのでフルウエットを着用した。
8時30分のスタートまでにしっかり肩を動かして、大きな動きで泳いだりいつも以上にウォーミングアップをした。
スタートでの混雑はまだ怖いのでラインをずらして泳ぐ。どんどん置いていかれる。
それでも自分のペースで泳げていたので焦らず力を残しすぎずしっかり泳ぐ。
1周目が終わった時に疲れていたがそのままのペースで2周目も泳ぐ。横隔膜付近が痛み出したため、呼吸を少し浅めにする。肩が痛くなってきたけれどペースは落ちていないように感じ、今までで一番泳げていると感じていた。ラスト100mほどのところで顔にクラゲが触れ、激痛が走るもどうしようもないので我慢。

今持てる力を出しきり、上陸すると「32分」
愕然とした。遅すぎる。泳げている感じってなんだ...。

へこんでいる暇はなく、トランジットエリアまで走る。遠い。
足はガクガク。
バイクに到着すると水を浴び、シューズ、ヘルメット、サングラス、ゼッケンベルトを装着。
「ここからだ」

39kmもあるので焦りすぎず落ち着いて走り始めようと思ったけれどコントロールできなかった。下りで一気に加速してそのままコーナーに突っ込む。路面に大きな穴があり、DHバーを持ったままジャンプしながら曲がる。自分でも狂ってると思った。

とにかく抜きまくる。直角コーナーとUターンが多いので結構休めるコース。
直線でガンガン踏んでコーナーで休む。コーナーが苦手そうな選手が多かったのでそういうときは無理せず後ろで待って曲がり切ってからダッシュで抜く。

バイク得意そうな選手が前にいるとラインがなく、ブレーキをすることが多かったが無理せず抜けるところで抜く。
どの選手も向かい風で踏まない。僕は向かい風で追い込んで、追い風でスピードを上げてから休む。横風区間は速度差がありすぎて危険だと思った。とにかく安全に、抜けるところでオーバーペースになってでも一気に抜くように心がける。

 

苦しさを感じてきたら「ここでジョミ」を飲んで疲れを抜く。
バイクでは2本使用した。ボトルには「パワープロダクション CCD」と「ここでジョミ」のブレンドドリンク。
後半は足が伸びず、サドルの高さがギリギリだった。3日前にショートディスタンス用に5mm下げておいてよかった。

最後までペースを落とさずバイクフィニッシュ。
トランジットエリアにはまだ1台しかバイクがなかったのでクラス2位だとわかった。


最後のランは体重が増えていたので不安だった。
スタート直後は体が重く、進まない。
3.3km3周なのでどこかでペースを取り戻したい。


1周走っても重いまま。2周目中盤から軽くなり始め安心したが3周目入ったすぐに足が止まる。
そのときに同カテゴリーの選手に抜かれる。全く付いていけないペースだった。
そのまま苦しんでいるとその選手がペースダウンしていた。1kmかけて追いつき、200mほど後ろに付いて考える。
この選手に勝てば2位。負ければ3位。もし見落とした選手がいたとしたら勝てば3位で負ければ4位。3と4は大きく違う。絶対3位以内に入りたい。
スプリントになれば自信がある。でもペースダウンしているときに一気に突き放すのも悪くない。

ゴールまで700m。一気にペースアップして限界ペースで走る。


体壊れていくな、と感じながら差を広げる。
ラスト200mは完全にオーバーペースで止まりそうになるも、大きな差がついていたためもう抜かれることはない。
おそらく2位だろうとゴール。


苦しかったけれど自分の力は出すことができた。
あとはリザルト待ち。

1時間後、速報を見ると12位。
12位?!!!

どういうことか調べるとシード選手は8時にスタートしていた。
同カテゴリーでは10名がシード選手で、その全員に負けていた。
なので10+2位の12位。

すごく悔しく感じたけれどあのスイムならしょうがない。
ランも止まっていたし、バイクも減速が多かった。
反省点が多すぎてすぐに受け入れることができた。
速報ではバイクラップもあまり速くなかったのでそれはかなりショックだった。

そして先ほど正式結果が出た。
バイクラップが全選手中トップ!!!
これは相当嬉しかった。風とコーナーに助けられた。

スイムは243位。衝撃的だ。
スーパー遅い。悔しい。

嬉しくもあり、悔しさが残るレースとなった。
来週の伊勢志摩里海トライアスロンでは30分で泳げるようにしっかり調整したい。