引退して最初に悩んだこと、

「何に乗ろうか」

プロで走っているときはメーカーから自転車を「借りて」走る。たくさんあった自転車もある日すべてなくなる。
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愛着を持って乗っていたバイクが手元から離れるのはとても寂しい。

引退したということは自転車を「買って」走ることになる。イタリアンバイクの憧れもあるし、エアロフレームもかっこいい。

プロのときに毎年高価な自転車に乗れていたことの特別さに気づく。
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「見た目」や「性能」が最優先だったところが(見た目がいい自転車は性能がいいという僕の理論)
「予算」が最優先される。

最高の自転車に乗ってきたからある程度の性能も捨てられない。
そこで選んだのが東京サンエスの
JFF#501だった。
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電話して
「安くしてください!」
と頼み込む。フレーム定価88000円をさらに値切るという暴挙に応じていただき105で組もうと思っていたパーツもアルテグラにすることができた。

1年半乗っても未だに楽しいバイク。コーナーでは路面に貼り付くように曲がり、横風なんてほぼ影響受けない。
エンド曲がったら曲げ直せばいいし、塗装だって塗りなおせばいい。

カーボンパーツを多用することでデメリットである重量が大幅に改善され、レースでも使えるパフォーマンスに。

イタリアンバイクへの憧れは今もあるけれどそれはクソじじいになったら乗ろうと思う。

おそらくクロモリで国体勝った最後の選手としてこれからも楽しく乗って行こうと思う。