旅
旅公演…いまでは諸々の事情で 大阪 水戸だけだが、二十年まえには 福岡 広島 岡山 神戸 大阪 京都 名古屋 豊田浜松都内2か所 水戸 福島 仙台
盛岡 新潟 長野と ほぼ三か月にわたっての巡業…今の唐組メンバーには考えられないだろうが、本番→バラシ→移動→仕込み→本番→バラシ…などという無茶なことを24時間いないで、三十人の劇団員、4トントラック2台、乗用車3台、計5台でやっていた。その間に制作部の女の子は、自炊もしていたように思う。九州公演でお金がなく、カップ麺四つが、三十人分のご飯で…下の人間はスープをすすれればよい方…コンビニもない時代…あまりひもじいので、海に浮いた海草をとってきて調理したのだが、おなかを全員が壊した…という話は、全くの事実である。どの場所にも、お世話してもらった人の思い出と 忘れがたい出来事が…ある
それぞれに、例えば 稲荷の記憶として あればいいだろう。下宿のある東京を捨てて旅公演に出ると めくるめく 非日常と 唐十郎の絶対的な詩の世界…役者も 観客も そして世話人もひとつになる、どこにもない、我々だけのロマンチックワールド
だが、祭りがおわり、ひとり下宿に戻れば、電気も
水道も止まってて、公園で歯を研く日常…なのだが 全員が そうなので、それもまた、詩として成立する…若さの絶対的優越
だが…ほとんどの人間は夢から醒めていなくなり、残った何人かの人間も かなりアラフォ~…夢を次に繋げる立場に…いつの間にか…
少なからず私には 唐さんの詩と 鏡花の詩の世界がある…芝居は やるものだと自認しているが、続けるためには、その下地を育てなくては…それもまた、仕事である。非日常に どっぷりつかる若き頃の楽しみを、いつか伝えられる 立場になりたい…


盛岡 新潟 長野と ほぼ三か月にわたっての巡業…今の唐組メンバーには考えられないだろうが、本番→バラシ→移動→仕込み→本番→バラシ…などという無茶なことを24時間いないで、三十人の劇団員、4トントラック2台、乗用車3台、計5台でやっていた。その間に制作部の女の子は、自炊もしていたように思う。九州公演でお金がなく、カップ麺四つが、三十人分のご飯で…下の人間はスープをすすれればよい方…コンビニもない時代…あまりひもじいので、海に浮いた海草をとってきて調理したのだが、おなかを全員が壊した…という話は、全くの事実である。どの場所にも、お世話してもらった人の思い出と 忘れがたい出来事が…ある
それぞれに、例えば 稲荷の記憶として あればいいだろう。下宿のある東京を捨てて旅公演に出ると めくるめく 非日常と 唐十郎の絶対的な詩の世界…役者も 観客も そして世話人もひとつになる、どこにもない、我々だけのロマンチックワールド
だが、祭りがおわり、ひとり下宿に戻れば、電気も水道も止まってて、公園で歯を研く日常…なのだが 全員が そうなので、それもまた、詩として成立する…若さの絶対的優越
だが…ほとんどの人間は夢から醒めていなくなり、残った何人かの人間も かなりアラフォ~…夢を次に繋げる立場に…いつの間にか… 少なからず私には 唐さんの詩と 鏡花の詩の世界がある…芝居は やるものだと自認しているが、続けるためには、その下地を育てなくては…それもまた、仕事である。非日常に どっぷりつかる若き頃の楽しみを、いつか伝えられる 立場になりたい…

