思春期(ししゅんき、独: Pubertät、英: puberty)とは、小学校高学年のころから始まる第2次性徴の出現などの児童期から成人期へと移行する中間の時期[1]。
青年期とほぼ同義だが,思春期という場合には性的成熟に焦点が合わされる[1]。それに伴い感受性や気分の高揚、それまで未分化に結びついていた環境からの分化・独立に起因する不安・動揺がみられ,これらは第2反抗期と呼ばれる[1]。
中学高校生は思春期真っ只中。周りの人もそして自分自身も難しい年頃ですよね。
私自身意味もなく、母親に対してイライラしていた記憶があります。
この「意味もなくイライラ」というところに思春期の重要なポイントがあると思います。思春期は親から巣立つ準備と言われており、巣立たなければいけないんです。だから反抗することに理由はありません。
「ただ反抗すること」に意味があるんです。
それでは子どもにとって、親にしてほしい事とは何でしょうか?
私自身の経験も踏まえて言うとそれは、「放っておいてほしい」です。
子どもは子どもなりに考え、悩み、反省し、後悔もしています。
親には見せられない悩みや、葛藤について、私たちが子どもたちと接してる中でもよくポロポロと耳にします。
それについて考え、調べていたところ、「ナナメの関係」というキーワードが出てきました。
ナナメの関係
社会全体で子どもを育て守るためには、親でも教師でもない第三者と子どもとの新しい関係
「ナナメの関係」をつくることが大切である。地域社会と協同し、学校内外で子どもが多くの大人と接する機会を増やすことが重要である。
文科省より
親に対しては反抗的でも、第三者には素直に気持ちを打ち明けられることがあります。信頼できる親戚や家庭教師、年齢の近い先輩など、親以外に相談できる関係をつくっておくことはとても効果的です。
心理学ではこれを「斜めの関係」と呼びます。親子のような上下関係(縦)でも、友達のような横並びの関係(横)でもなく、対等に近い立場で必要なときにアドバイスできる関係です。安心感と適度な距離感があり、子どもが本音を話しやすいのが特徴です。
私たちが不思議に思っていて、そして大事にしてきた「ポロポロと気持ちを語り出す時間」それはナナメの関係こそが生み出せるものだったのです。
以前のブログで、作戦会議は親には難しいこともあると書きましたが、そういう時は第三者の力を一時的に借りるのがいい時期なのかもしれません。

