最近のマネージャの置かれている状況というのを考えてみましょう。
若いうちに後輩を育成するという経験を経てからマネージャになるのではなく、いきなり人が増えて、部下を持つことになる状況は、成長企業などでよく聞かれます。また、1991年頃からの失われた20年と言われる中で採用をずっと控えていた時期があった企業が結構ありましたが、それが急に100人200人単位で新卒採用するようになった場合も、後輩を育てるという練習がない世代が生じています。
90年代以降、「組織のフラット化」という流れもありました。現場に近いところでは、リーダーも課長代理も主任も全員メンバーと同じで、フラット。意思決定の迅速化などには一定の効果があった一方、OJTのように職場で人材育成するというリーダーが極端に減り、育成する経験とされた経験が途絶えてしまった会社もあります。これではまずいということでリーダーや中間管理職を復活させたのだけれども、途絶えてしまったOJTは、復活できていないように見えます。
この世代の人達は会社の中でチームや仲間と一緒に進めた経験や、人を育てたり活用したりする体験が少なく、チームを任せられてチームリーダーになったときにリーダーシップをどのように発揮していったら良いのかが分からないことが生じているように見えます。