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八丈島酒造さんの芋麦ブレンド焼酎、「島流し」。 八丈島には1606年の宇喜田秀家から始まり約1900流罪として江戸から
流人が流れついています。同時に彼らは島の人々に教育、文化、技術面で貢献していきます。
貴重なお米を使わずに麦を麹として用いて、食料として根付きつつあった薩摩芋を使って焼酎を造るノウハウを教えたのも薩摩藩の流人、丹宗庄右衛門です。濁酒文化が焼酎文化として八丈島で新たな独自の地酒文化として華開きます。
この「島流し」は流人の島への貢献に敬意を表してネーミング、焼酎という作品として蔵のメッセージがいくつか封じ込まれ、飲み手には華やかな香りを届けます。
八丈島や青ヶ島では薩摩芋を育てるときに単一種でなく白芋、黄金芋、紅芋、橙芋など多様な芋を同時に栽培、病気に対する耐性を高めるノウハウがあります。
それは特定の芋が病気になっても全滅しないように強かに生きていく逞しさであり、焼酎造りでいえば弱みを強みに変換し磨きあげた魅力でもあります。均質の芋では表現できないミックスされた独特の香りを創出します。
「島流し」は多様な芋が統合されることで柑橘系の香りが多層的に混じり合い香りのグラデーションを表現しています。グラスに注いだ焼酎から浮き上がる芳香は圧倒的なシトラス感。マンダリンオレンジやグレープフルーツ、ポンカン、清美オレンジなどなど柑橘の香りがオールスターズで顔を出します。
柑橘系の香りを統合的に草原に穏やかな漂う清涼感あふれる酸味が包みこみ合わせて麦麹と6:4(芋:麦)でブレンドされた麦の控えめな香ばしさを芋の柑橘の香りを引き立てています。またこの香りがワインのように空気に触れて酸化することで移ろう変化も楽しめます。お湯わりにすれば香りの開きがわかりやすく強調されます。一粒で何度も美味しい深みのある東京島酒、島流し。
台風もあり、流人もいて、飢饉も不定期にやってくる厳しい環境にも打ち勝ってきた島の不屈な精神性が生み出し磨き上げた独自焼酎、人々の喉と心を潤す一杯は
明日への活力をしっかりと湧き立たせてくれます。花開く東京島酒文化に乾杯!
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