酸味の衝撃

柳田酒造さんの新作、その名は「酸」。

まず前置きですが、
焼酎は作品として仕上げる最終の製造工程は
蒸留です(濾過・熟成・ブレンドは別として)。
この際、蒸留するときに3つの成分があります。

①蒸発しやすい成分
②蒸発しにくい成分
③全く蒸発しない成分

①はアルコール類、アルデヒド類、エステル類、水で
全体の99.8%です。
焼酎の香りの違いは残りの0.2%で表現されます。

②は、酢酸、高級脂肪酸エチルエステル、
芋焼酎に特有なモノテルペンアルコール、その他
の香気成分。②が焼酎の香味に大きく影響を与え
蔵元さん毎の個性が出ます。

③はデンプン、糖分・タンパク質、アミノ酸・脂質、
・クエン酸、繊維分、ミネラル分、
・プリン体、着色成分など。
 この時点で加熱されることで新たに生成、出現する
 成分があります。




柳田さんはレギュラー酒で「駒」という麦麹の
麦焼酎を造っていますが、独特の酸味があり
レモンの香気成分リモネンをおもわせます。
これは本来理論的には蒸留するときに連れていけない
成分=クエン酸を柳田さんは連れて行く技術をお持ち
で「駒」の優位性になっています。

そして意欲作の「酸」は、酢酸に加えてクエン酸の
酸味の相乗効果は織りなす酸味力が強く、口に含んだ
第一印象はレモンサワーに近いです。飲み方は
炭酸割り一択で豪快に飲み干して欲しいです。

そもそもこの焼酎は干支ラベルとして毎年恒例の
ワイン酵母で仕込む芋焼酎でしたが
仕込み用の紅はるかが極限まで熟成された状態で
納品されたそう。スマホで写真を見せていただき
ましたがまさに蜜が滴る蜜芋状態でした。

そして柳田さんスタイルの40日熟成を
経て仕込み段階では、ワイン酵母をした際
発酵力が強く酢酸が多く生成されたという
見立てです。

焼酎の蔵にはいわゆる蔵付き酵母もいますが
蔵付き乳酸菌、そして蔵付き酢酸菌もいます。
今回の蜜芋は蔵付き酢酸菌たちにとっては
大好物だったのでしょうね👍

偶然が醸した柳田酒造さんのインパクト抜群な
酸味全面展開芋焼酎「酸」。酸の衝撃を浴びてみて
くださいね。

#柳田酒造
#酸
#寄
#チーム焼酎
#飲んで応援
「凛として生きる」に込めた矜持

大海酒販山下社長が大事に抱えるのは
東北応援焼酎。大海酒造さんが震災復興支援と
して1本につき100円を復興支援に寄付する焼酎。
飲んで東北応援ができるわかりやすいメッセージ。

凛として生きるには
前を向いて勇ましく生きようと願いを込め
ラベルデザインには、皆で手を携え、助け合い、
美しい日本を築いて行こうという想いを表現。

凛として生きると明記されたラベルの裏には、
SOKOJIKARA NIPPONというメッセージが
透かして見える工夫も施されています。



しかも一本につき100円の寄付をするという
ことすらラベルには書かずに、無言でアクションに
繋ぐ潔さ。

紅芋、紅乙女を黄麹で醸し
減圧蒸留にすることで仄かにあまく
フルーティーな香味。静かなる決意が
立ち上るかのような商品設計、しびれます。

被災をバネに見事に復興した東北魂と
大海酒造さんの共に前をむいて勇ましく
日本人らしく生きようとする企業理念を
重ねて、明日への活力が大きく湧き上がる
一本。

東北のさらなる応援に想いを心から込めて乾杯!
東北と能登など被災地から逞しく生まれる復興モデル
が日本の希望として蒔かれた種が育ち花開きますように。

#凛として生きる
#大海酒造
#東北応援焼酎
#チーム焼酎
#飲んで応援
焼酎の師匠との乾杯

鹿児島焼酎聖地から鮫島吉廣先生が
お越しになりまして。鹿児島大農学部焼酎マイスター
仲間で一献しました。
 


鮫島先生の著書は「焼酎の履歴書」、「焼酎の科学」他
全て読ませていただき、自分自身の焼酎道を学ぶ
理解の基礎になっています。特に焼酎の科学は
日常的に紐解きますが、読むたびに発見がある
超お勧めの推奨図書。まだ読んでいない方には
全力でオススメします。

鹿児島大の講義では、焼酎の歴史、文化から
製造方法まで、焼酎をまるごと解説してくださる
まさに生き字引。薩摩酒造さんで造り手としても
長らくお仕事されていただけにどの角度からでも
知見をお持ちで、直接お話できる機会は毎回
とても嬉しい気持ちです。飲み会のさりげない会話
からも気づきがあります。

昨晩は東京だけに東京島酒、情け嶋の芋からスタート
二杯目以降は本場鹿児島の焼酎をお湯割りで
次から次へと杯を繰り返す幸せ時間でした。

お湯割りで心も体も温まった師匠との
語らい時間に乾杯!

会場は東京の焼酎天国、鳥酎飯田橋店でした。
ありがとうございました。

#鮫島先生 
#焼酎
#チーム焼酎
#飲んで応援
#鳥酎飯田橋



春を先取りするお湯割りの豊かな香りに乾杯

東京の新文化、焼酎のお湯割りイベントが
中目黒にてこの週末土日開催されています。

三年目を迎えて真冬の風物詩として定着しつつあり、
世代を超えて沢山の方々がご来場、九州から
上京された蔵元さんとこの交流、対話を楽しんでました。



2月14日は24蔵、15日は22蔵、
お湯割りに最適な2026年蔵の推奨一点突破の
焼酎を飲みながら対話ができる贅沢なひととき
。お湯割りの香りと笑顔の花が春を先取りして
咲きみだれておりました。

特に蔵元さんの息子さんが参加されて次世代へ
のバトンタッチが進んでいるお姿は焼酎界の
未来に灯る希望ですね。
 
初日の現場からは以上です😊

#冬に焼酎お湯割りを飲むイベント 
#お湯割り
#焼酎
#チーム焼酎
#飲んで応援
焼酎の新カテゴリーひだま

宮崎県宮崎市渡邉酒造場さんと言えば
農業の蔵、芋焼酎は芋の90%は自社農園で
栽培。母なる大地に根を張る蔵元さんです。

地元宮崎のローカリズムを焼酎に反映させながら
常に新しい試みに挑戦していくことも渡邉酒造さん
スタイル。

蔵の代表渡邉幸一朗さんが手にお持ちのこだま
も焼酎のもつ可能性に挑む意欲的な作品。蔵の
麦麹仕上げで愛媛産はだか麦(マンネンホシ)の香ばしさが魅力のレギュラー酒、「旭万年星」ベースに自家焙煎の麦茶を入れたオリジナルリキュール。
 



麦茶は香りを色濃くするために中華鍋を
自らふるって焙煎しています。この手法でないと
豊かな麦の香りがでないと誇らしげに語る渡邉さん。

本格焼酎に後から麦茶を加えているため
焼酎のカテゴリー一線を越えリキュールになりますが
要は麦焼酎の麦茶割りの原酒。

それも25度で仕上げてあるので
そのままロックでもソーダ割りでもOK。
常温水割りやお湯割りで香りをひらくのも
麦感を楽しめます。

渡邉幸一郎さんのユニークなご提案は
牛乳割り。ご教示の通り早速試してみましたが
麦の色濃い香りが牛乳を通して全面にでてきて
非常に飲みやすく、5:5でもいくらでも飲めてしまう
危なさもありました(笑)

焼酎の新たな可能性に挑んだ「ひだま」
焼酎ファンの入り口を押し広げる火の玉です!

#宮崎焼酎
#宮崎焼酎酒場ひなた 
#渡邉酒造場 
#宮崎mixup2026 
#チーム焼酎



大和桜酒造さんの焼酎蒸し燗

東京の新風物詩として、焼酎お湯割り文化が
花開く企画、冬にお湯割りを飲むイベント。

すでにこのイベントの代名詞になりつつある
大和桜酒造杜氏、若松徹幹さんが提案する
蒸し燗。



蒸し器により焼酎が全方位からじわじわ温まるため
アルコールもとびにくいそうです。見た目の演出
効果もあり、いわゆるお湯割りより香り豊かな気も
します。立ち上る湯気も飲み手を蒸し燗ワールドへ
誘います。

ピーク時にはこのお湯割りの一杯を求める焼酎ファンの
列が広がり30分待つ方もいらっしゃいました。

徹幹さんらしい焼酎の飲み方の可動領域を
押し広げたアイデアと実行力に乾杯です!

いよいよ来週お湯割りの開花が楽しみですね。

#お湯割り
#冬にお湯割りを飲むイベント 
#大和桜酒造
#飲んで応援
#チーム焼酎
東京真冬の新風物詩、焼酎お湯割り文化の新提案。

「冬に焼酎お湯割りを飲むイベント」。
中目黒の新たな名物になりつつあります。

この企画の潔いところは、
参戦する焼酎は一本勝負であること。

渾身の一本に対して蔵元さんは全身全霊で
目の前に対峙する焼酎ファンにお湯割りを
注ぎます。


そこには対話が生まれ、造り手と飲み手に
顔の見える関係がふんわりと立ち上ります。

ブースを周りながら笑顔で満開になっている
会場を眺めているのホッとします。
お湯割りならではの和める情景。

この写真は佐藤酒造さんの最強コンビ、峻さんと
安東さん。2人がかりでお湯割りファンの輪を
広げます。

佐藤酒造さんと言えばまさにお湯割り一択。
昨年も佐藤寿峻さんが佐藤白のお湯割りを
ちろちろっと丁寧に淹れていただきました。

顔の見える契約栽培の黄金千貫を
地下38メートルから組み上げる
霧島の硬度28mgの軟水で仕込み。

丁寧に三年かけて熟成させる
豊かな香りがお湯割りで花開きます。

心がゆるむ贅沢なお湯割りタイムに乾杯です。
いよいよ2週あと当日が楽しみです。

#佐藤酒造
#冬にお湯割り飲むイベント 
#佐藤白
#焼酎
#お湯割り
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#shochu
#中目黒


2025年春、神泉から代々木上原に拠点を移したイゴールコージー。感度の高い飲み手が毎晩集います。

蔵元さんとも顔がつながり、焼酎を自分の言葉
で語りながらオリジナルな提供方法でおもてなし。
笑顔な焼酎サービスにお客さんも心をゆるめて
笑顔になります。

焼酎を理解するキーワードは多様性と包容力。
個性溢れる蔵元さんが醸す地域の風土、文化に立脚した
焼酎には、飲み手の数だけ飲み方があります。
そこには選ぶ楽しみがあります。焼酎を選び、飲み方も
選べます。自分だけの焼酎スタイルを探求する
面白さがあります。

飲食店でもお店の数だけ焼酎スタイルがあり、
イゴールコージーではワイングラスで焼酎を大事に
味わい感じることができます。



そのオリジナルな提供方法のバリエーションの豊かさにはスタッフみなさんの熱心な探求が投影され、メニューの行間を読むだけでも笑顔になります。

先日は東京麦麦スタイルが提供されており
嬉しくなりました。東京都内で製造される
川原製粉所のメイドイン東京の麦茶と
東京島酒八丈島の坂下酒造さんの麦焼酎を
合わせた麦焼酎の麦茶割り。

東京麦茶×東京麦焼酎のコラボという意味では
東京麦麦。坂下酒造自慢の麦焼酎「黒潮」は、
カカオ風味が特長の麦焼酎、麦焼酎に9割に
1割と比率で芋焼酎がブレンドされている
ことも東京島酒のらしさです。

色濃い麦茶の香りにワイングラスに
浮かび上がるカカオの風味、微かに芋焼酎の
甘さも芳香を引き立てます。

東京産の生産者同士の作品を
イゴールコージーが橋渡し役として結び
新たな付加価値を高めている一杯のグラス。

グラスのムコウには「砂釜焙煎」で手仕事で
麦茶の造り手の川原さんと八丈島で農業もしながら
誠実に直向きに焼酎を造る沖山さんの嬉しそうな
お顔を浮かびます。

カウンターで豊かな気分で
楽しめるアートな一杯でした。
この一杯の誕生まで関わっていただいた
造り手、伝え手のイゴールコージースタッフ皆さんに
心から感謝なのでした。

お見送りの素敵な笑顔に乾杯です!

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かつて池尻大橋にて毎晩賑わいをみせていた
宮崎焼酎酒場ひなた。この人気店が期間限定で
1.21から2.28まで新橋駅前、銀座コリドーにて
復活するグッドニュースです。

宮崎県内全38蔵の焼酎が揃い。
チキン南蛮、おでんなど、
かつての人気メニューも復活。
宮崎のご当地麺、辛麺もあります。
昨日は柳田酒造 杜氏柳田正さんも蔵元代表で
お越しにお披露目がありました。

そして柳田さんが手にするボトルは
ローズマリーに漬け込んだ霞千本桜。
来月にはひなたにて、柳田さん焼酎のカクテルも
飲める嬉しい提案も。




宮崎県の焼酎の魅力を新たな視点で
楽しめる焼酎カクテルウィーク&イベント「MIX UP」が
来月開催。

「TOKYO MIX UP WEEK」として
東京×宮崎焼酎のカクテルが都内参加約60店舗
にて期間限定オリジナルカクテルが
2.7から2.21まで楽しめます。

ひなたにて飲める柳田さんカクテルも
楽しみにしています。今月から来月は新橋に
通う日々が続きそうです。



宮崎焼酎がひなたになるひとときに乾杯。

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八丈島酒造さんの芋麦ブレンド焼酎、「島流し」。
八丈島には1606年の宇喜田秀家から始まり約1900流罪として江戸から

流人が流れついています。同時に彼らは島の人々に教育、文化、技術面で貢献していきます。


貴重なお米を使わずに麦を麹として用いて、食料として根付きつつあった薩摩芋を使って焼酎を造るノウハウを教えたのも薩摩藩の流人、丹宗庄右衛門です。濁酒文化が焼酎文化として八丈島で新たな独自の地酒文化として華開きます。


この「島流し」は流人の島への貢献に敬意を表してネーミング、焼酎という作品として蔵のメッセージがいくつか封じ込まれ、飲み手には華やかな香りを届けます。

八丈島や青ヶ島では薩摩芋を育てるときに単一種でなく白芋、黄金芋、紅芋、橙芋など多様な芋を同時に栽培、病気に対する耐性を高めるノウハウがあります。


それは特定の芋が病気になっても全滅しないように強かに生きていく逞しさであり、焼酎造りでいえば弱みを強みに変換し磨きあげた魅力でもあります。均質の芋では表現できないミックスされた独特の香りを創出します。



「島流し」は多様な芋が統合されることで柑橘系の香りが多層的に混じり合い香りのグラデーションを表現しています。グラスに注いだ焼酎から浮き上がる芳香は圧倒的なシトラス感。マンダリンオレンジやグレープフルーツ、ポンカン、清美オレンジなどなど柑橘の香りがオールスターズで顔を出します。


柑橘系の香りを統合的に草原に穏やかな漂う清涼感あふれる酸味が包みこみ合わせて麦麹と6:4(芋:麦)でブレンドされた麦の控えめな香ばしさを芋の柑橘の香りを引き立てています。またこの香りがワインのように空気に触れて酸化することで移ろう変化も楽しめます。お湯わりにすれば香りの開きがわかりやすく強調されます。一粒で何度も美味しい深みのある東京島酒、島流し。


台風もあり、流人もいて、飢饉も不定期にやってくる厳しい環境にも打ち勝ってきた島の不屈な精神性が生み出し磨き上げた独自焼酎、人々の喉と心を潤す一杯は

明日への活力をしっかりと湧き立たせてくれます。花開く東京島酒文化に乾杯!


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