ラリーレポート@2022 | Rally & Trial Team SHAF SHAF 活動記録ブログ

レポート記事のクリップです。PCカップラーメン

 

第1戦 新城ラリー2022

【記事抜粋】 トヨタGRヤリスRSとトヨタ・ヤリスCVTがメインの参戦車種となるJN-5クラス。SS1を制して主導権を握ったのは、前年度チャンピオンの天野智之/井上裕紀子(トヨタGRヤリスRS)だ。SS2とSS3は、同じくトヨタGRヤリスRSを駆る大倉聡/豊田耕司がベストタイムを獲るものの、天野はSS1で稼いだマージンが活きてクラス首位をキープ。16.7秒差で大倉が続く格好となった。大倉から33.3秒離れ、ヤリスCVTの渡部哲成/橋本美咲がクラス3番手で続く。3番手の渡部は「SS3でタイムアップはできましたが、先輩方ふたりに水をあけられてしまいました。明日は気温を見つつ、タイヤやセットアップを考えます」としている

 レグ2、JN-5クラスは天野智之/井上裕紀子がトヨタGRヤリスRSの全日本ラリー初勝利を飾った。天野は2位の大倉聡/豊田耕司(GRヤリスRS)にSS5で6.3秒差、SS6で0.1秒差をつけて、いずれもベストタイム。最終的に23.1秒差をつける快走で、シーズン初戦を制してみせた。3位にはトヨタ・ヤリスCVTの渡部哲成/橋本美咲が入った。3位の渡部は「ドライビングもタイヤの使い方も改善していると思うのですが、やはり前の先輩方に引き離されてしまいました。このラリーで課題がたくさん見つかったので、次回に向けて修正していきたいです」とコメントしている
 

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第2戦 ツール・ド・九州2022 in 唐津

【記事抜粋】 JN-5クラスはGRヤリスRSの天野智之/井上裕紀子がシーズン2勝目を獲得。2位に渡部哲成/橋本美咲、3位に小川剛/梶山剛と、トヨタ・ヤリス勢が並ぶかたちとなった。前日をクラス3番手で終えていた渡部は、車両セットアップを変更しSS5、SS6で連続ベストタイムをマーク。クラス首位の天野や2番手の大倉聡/豊田耕司(トヨタGRヤリスRS)とのタイム差はあるものの、着実にペースを上げてきている。SS7、SS8は天野が一番時計を刻んでリードを拡大するが、SS9では再び渡部がベストタイム。最終のSS10は天野がトップタイムで締めくくり、今季2勝目を獲得した。
 天野は、「渡部選手が速かったですね。彼は前回の久万高原でも速かったですし、コースとCVTとの相性もいいと思うので油断できません。我々は前回からタイヤサイズを変えたので、そのタイヤを活かすセッティングをもう少し考えて挑みたいと思います」と語っている。2位の渡部は「まだまだ課題があります」と、ラリーを振り返る。「2位が獲れて良かったです。クルマのセットアップはもっと詰めることができる部分が見えてきたので、インターバルをしっかり使いたいです」と、コメントしている。

 

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第3戦 久万高原ラリー

【記事抜粋】 レグ1、JN-5クラスはトヨタGRヤリスRSの天野智之/井上裕紀子がトップ。2番手にはトヨタ・ヤリスCVTの渡部哲成/橋本美咲、3番手には、マツダRX-8の藤原直樹/中嶋健太郎がつけている。藤原はTRDヴィッツチャレンジの2003年チャンピオンで、今年からドライバーとして全日本ラリーに初参戦。 2番手につける渡部は「ステージごとに、天野選手との差を縮めてきてはいるんですが、まだ先行を許していますね。明日は40kmあるので、1kmあたり0.5秒詰めることができれば、まだ勝機はあると思っています」と、逆転に向けて意気込みを見せる。3番手につけている藤原は、「路肩から掻き出された砂利がかなり出ていたので、最初は慎重に走りました。ドライ仕様に変えてから安定感が出て、抜群にクルマの動きが良くなりました。明日はタイヤをどう保たせるかですね」と、初日を振り返った。

 レグ2、トヨタGRヤリスRSの天野智之/井上裕紀子がシーズン3勝目を獲得。2位にはトヨタ・ヤリスCVTの渡部哲成/橋本美咲、3位には同じくトヨタ・ヤリスCVTの小川剛/梶山剛が入る結果となった。4位はマツダ・デミオの本名修也/湊比呂美。前日3番手につけていた藤原直樹/中嶋健太郎(マツダRX-8)はクラス3番手相当のタイムでフィニッシュするも、ペナルティによりクラス5位でラリーを終えている。SS7では渡部が一番時計。SS2番手タイムの天野を15.9秒引き離して、総合タイムで天野の1.5秒背後に迫る力走を見せた。しかし無理がたたったか、渡部のヤリスはSS7後のサービス前にエンジンオイル漏れの症状が発生。渡部と橋本はクルマを押して無事にTCインを果たしている

 2位の渡部は「まだまだということですね。SS7は良い感触だったんですが、まさかまさかの2本目でした。エンジンは無事に直っていて、チームに感謝です。丹後に向けてもっと精進しないといけないと実感しています」と、悔しさをにじませた

 

 

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第4戦 RALLY TANGO

PC  JN5クラス(出走14台)、渡部哲成/橋本美咲は7位。

 

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第5戦 MONTRE 2022

【記事抜粋】 レグ1、JN-5クラスはトヨタ・ヤリスが上位を占めるかたちとなった。このクラスも実質的に4SSでの戦いとなったが、その4SSすべてでベストタイムをマークしたのは小濱勇希/橋本美咲。2番手の小川剛/梶山剛に20.4秒差をつけてクラス首位に立っている。2番手の小川から8秒後方の3番手には、小濱のチームメイトである渡部哲成/佐々木裕一がつける展開だ
 3番手の渡部は「離されてはいますが、1kmあたり1秒詰めることができれば、優勝も狙える位置です。このまま大人しく小濱先輩を勝たせるつもりはないので(笑)、頑張って捉えにいきます」と、力強いコメントを残した

 レグ2、トヨタ・ヤリスによる上位争いが展開されているJN-5クラスは、小濱勇希/橋本美咲が今季初優勝。2位にチームメイトの渡部哲成/佐々木裕一、3位に小川剛/梶山剛という展開になった。この日は首位を走る小濱に渡部が食らいつく展開となった。渡部はSS8でベストタイムをマークし、この日のスタート時点で28.4秒あった小濱との差を8秒にまで詰めることに成功。しかしSS9、SS10と小濱のタイムを上まわることはできず、最終的に9.5秒差でフィニッシュしている
 小濱は「RJ車両になっても勝つことができてうれしいです。渡部選手を上まわるタイムを出さないと勝てないと思ったので、気持ちで押し切りました。チームがクルマを良くしてくれたので、それに報いたいという想いで勝てたのだと思います。全日本は2020年の唐津で勝って以来ですね」と力強くコメント。一方の渡部は「チームとしては1-2フィニッシュは最高ですが、自分としては詰め切れずに悔しいです。でも出し切りました。もっと精進します」と、悔しさを隠さない

 

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第6戦 2022 ARK ラリー・カムイ

【記事抜粋】 レグ1、JN-4クラスはスズキ・スイフトスポーツ勢に加え、今季初参戦となる香川秀樹/松浦俊朗のホンダ・シビック・タイプRユーロ、山口貴利/山田真記子のダイハツ・ブーンX4が加わり、乱戦模様になるかと予想されたが、スイフトスポーツの岡田孝一/河本拓哉が3SS連続ベストタイムをマークして頭ひとつリード。同じくスイフトスポーツの須藤浩志/新井正和が2番手、この日最後のSS4でベストタイムをマークした香川が3番手、山口が4番手という上位の顔ぶれだ。

 3番手の香川は昨年のカムイのウイナー。「2回目のロングSSは路面がかなり掘れていて、厳しかったですね。明日はやりますよ!」と意気込みを見せた
 4SS中3SSでベストタイムをマークした松倉拓郎/尼子祥一のマツダ・デミオがリードするJN-5クラス。2番手にはトヨタ・ヤリスの渡部哲成/小藤桂一、3番手に同じくトヨタ・ヤリスの小濱勇希/橋本美咲がつけた。SS2では0.2秒という僅差ながら渡部が一番時計を刻むも、地元北海道の松倉が1日を通じて強さを見せる展開となった。

 2番手につけた渡部は「CVTでのグラベルラリーは今回が初めてですが、午前中はいい流れで走れました。午後はもう少しうまく走れたはずで、反省点が多いです。明日は最初のループが勝負だと思っています」とコメント

 レグ2、JN-4クラスは、前日首位の岡田孝一/河本拓哉(スズキ・スイフトスポーツ)がペースを上げられずにポジションダウン。前日2番手の須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフトスポーツ)と香川秀樹/松浦俊朗(ホンダ・シビック・タイプRユーロ)が接戦を繰り広げた。オープニングのSS5、SS6でベストタイムをマークした香川がトップに立つが、SS7では須藤が香川のタイムを上まわり逆転、SS8では再び香川がトップを取り戻すなど、ダイハツ・ブーンX4の山口貴利/山田真記子も加わり、トップ3の順位は目まぐるしく変動した。最終的にはSS10でベストタイムをマークした須藤が、香川を下して今シーズン初優勝を手中に収めている。0.7秒差の2位には香川、9.2秒差の3位に山口が入った。
 2位の香川は「いや〜やられちゃいましたね。悔しいです。いい勝負だったので面白かったですが。次戦はまだちょっと分かりません。チャンスがあればまた出たいですね」と、好バトルを振り返った

 前日首位の松倉拓郎/尼子祥一(マツダ・デミオ)がオープニングのSS5でリタイアするという波乱の展開となったJN-5クラスは、トヨタ・ヤリスの渡部哲成/小藤桂一が今シーズン初優勝。2位にはチームメイトの小濱勇希/橋本美咲(トヨタ・ヤリス)が入った。松倉はこの日のオープニングステージでドライブシャフトを破損しリタイア。代わってトップに立った渡部が、追いすがる小濱を寄せ付けずにゴール。渡部・小濱と順位は逆だが、チームとしては前戦モントレーに続く1-2フィニッシュとなった。
 トップでサービスに戻ってきた渡部は「自分の走りに集中できました。これまで、チームの皆さんに頑張ってクルマを用意してもらっていたのに、なかなか結果で返すことができず辛かったのですが、ようやくチームに恩返しできてうれしいです。チームの皆さんのおかげです。今日の午前中に草刈りをやってしまって、それも修理していただいて……」と、チームに対しての感謝を述べた

PC JN5クラス(出走13台)、南野保/新井 祐一(エムスポーツデミオ)は10位。

 

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第7戦 RALLY HOKKAIDO

 

【記事抜粋】 レグ1、JN-4クラスは前戦カムイに続き、香川秀樹/松浦俊朗のホンダ・シビック・タイプRユーロが登場。序盤からスピードを見せたのは、ベテランの岡田孝一/河本拓哉(スズキ・スイフトスポーツ)。2番手の香川に約35秒の差をつけてみせた。大きく差をつけられた香川は「岡田選手が途中から火がついたのか、ものすごく速くなりました。手がつけられませんでしたね。明日は距離がないので、逆転は狙えませんが、何が起こるか分からないので、自分のペースで走ります」とコメント
 JN-5クラスは、SS3までラリーをリードしていた小濱勇希/橋本美咲(トヨタ・ヤリス)が、SS4リクベツ・ロング2のウォータースプラッシュ後に続く右コーナーでアウト側の土手にマシンをヒット。ドライブシャフトが折損し、リタイアを決めた。これで首位に立ったのは小濱のチームメイトの渡部哲成/小藤桂一(トヨタ・ヤリスCVT)。ところが渡部はリクベツでのリモートサービスで、TCアウトの時間に遅れ、40秒のペナルティを科されることにスピードを見せながらも、ペナルティに泣いた渡部は「ペナルティは仕方ないです。それでも前戦と比較すると、走りは改善できて、狙ったとおりにドライブできています。ただ、全SSでベストを獲れなかったので、リクベツのような硬い路面やツイスティなセクションで、もう少しクルマを速く走らせたいです」と振り返った

 レグ2、JN-4クラスは、前日首位の岡田孝一/河本拓哉(スズキ・スイフトスポーツ)は最終日も大きくペースを落とさず、待望のシーズン初勝利を手にした。2位はSS8でベストタイムを刻んだ香川秀樹/松浦俊朗(ホンダ・シビック・タイプRユーロ)2位の香川は「今回は岡田選手のラリーでしたね。今回はチャンスがあるかと思ったんですが、全然勝てませんでした。このクルマもクルーも重いので、それがネックですね(笑)」と、岡田のスピードに賞賛を送った
 JN-5クラスは、前日2番手の渡部哲成/小藤桂一(トヨタ・ヤリスCVT)が、最初のステージで大倉聡/豊田耕司(トヨタGRヤリスRS)を逆転。SS9でも前日のリタイアから再出走にまわったチームメイトの小濱勇希/橋本美咲(トヨタ・ヤリス)に続くセカンドベストで、2番手大倉との差を3.2秒に広げて、最終ステージへと向かう。ところが、このままトップフィニッシュを果たすと思われた渡部が、SS10でオーバースピードからコースオフし、転倒。この結果、大倉がシーズン初勝利を手にした。
PC JN5クラス(出走10台)、Rina Ito/新井祐一は8位。

 

【記事抜粋】 JN-6クラスでは終始セッティングに悩み続けることとなった中西昌人/有川美知代が3位に入賞。JN-5クラスでは、1年ぶりの全日本ラリー出場となったRina Ito(いとうりな)がクラス8位で完走。デミオでOPENクラスに出場した山中健志郎/宇野祐哉も、タフでハードなラリーをクラス4位で完走を果たしました。

 

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第8戦 第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022

PC JN5クラス(出走15台)、渡部哲成/橋本美咲(カヤバ DUNLOP CVT Yaris)は6位。

 

良い新年をお迎えくださいませ。コーヒーお年玉