三番瀬シャローでティップランワーミング | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

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ホエールです。

 

いよいよ3月に入ってまいりました。春も近いです!!

 

ただ・・・こちらの東京湾奥バシフナの海の中は冬のパターン。

 

気温が上がってきても3月はまだ水温は低く、シーバスもさほどアグレッシブではなく、アフターからようやく少し回復してきてシャローをうろつき出したという感じの時期になります。

 

例年船橋三番瀬のシャローは2月からアフターシーバスが釣れはじめるのですが、今年はフィッシングショーがあったり、ティップランロッドのテスト中で主に館山でエギング、内房でティップランロッドを使ったティップランワーミングでのヒラメ狙いをしていたので、三番瀬はまったくノーチェックでした。

 

そして今日、風が朝は北が強く、一瞬凪いで午後は南の強風予報。イカやヒラメ狙いのフィールドは厳しそうですが、東京湾奥ならいけそうな予報!ということで、ようやく久々にシャローシーバスに出てみました。

 

艇はバイキングカヤック忍proクゼヒデオ号

 

船橋三番瀬海浜公園の駐車場が9時から(実際には8時〜8時30分ごろには開くことが多い)な上、今日は南風が上がる予報で粘れても昼過ぎまでという短時間釣行。最近の僕の釣りは仕事前朝練というケースが多く、そうなると必然的に軽くて便利な忍proになってしまうのです。

 

ロッドはbifarrでテスト中のティップランロッド「フェイザー」のプロト

 

ルアーはジャクソン・フリークセット

 

この組み合わせってことは・・・

 

昨年末から試していて好調が続いている「ティップランワーミング」これをシャローシーバスでもできるのでは?と試しに来たのです。

 

これまでティップランワーミングは主にヒラメを狙って水深4〜7mぐらいのところをフリークセット15gを使って展開していました。

 

ここ船橋三番瀬の干潟のシャローは水深1〜2mちょっとのところを狙うので、フリークセットの8gと12gを使えば同じように釣れるのではないか?という目論見です。

 

この時期、アフターのシーバスは動きもまだ鈍いですし、なるべく楽に捕食できるものをパクっと食べる傾向があります。食性的にもおそらく夜間にバチなどを捕食しているであろうということで、細長いものをフラフラ泳がせると反応がいいんですよね。

 

三番瀬に通い出していったいどれぐらいでしょうか?15年ぐらい?これまでずっと、この時期のシーバスはミノーをゆっくり使ったり、シンキングペンシルを使ったりで釣ってきました。それでも十分釣ってきたのですが、このフリークセットのティップランワーミングがまさにぴったりではないか!?と思ったわけです。

 

とにかく試してみなければ始まらない、行ってみよう!

 

GO!

 

今使っているアクセントパドル、再び日本上陸ということでテストサンプルを半年ぐらい?以上!?かな使っていますが、剛性もバッチリ、漕ぎ味もバッチリ。僕が使っているにはfitというハイアングルブレードなのですが、キャッチは強めですがフラッターは皆無。スピードも出しやすしい、スライス系もやりやすく、めちゃくちゃいいです。いよいよ今週末ぐらいからアクセントパドルのラインナップをずらっとkayak55で販売開始予定です!アメリカのパドルなので安くはないですが素晴らしいと思います!

 

通常、シーバスのプラッキングでは僕はアンカー類は掛けずにドテラ流ししながらバンバン打っていくのですが、ティップランワーミングは基本バウ側からシーアンカーをかけて風上にバウを向けて、風上側にキャストしていきます。

 

そこからは

 

◆キャスト後、ラインを送り出していってフリーフォールでボトムを取る。

 

◆その後、3回ほどワンピッチでしゃくり上げる。

 

◆そこから10秒間、フリークセットが沈まない範囲で極力ゆっくりリーリングして水平移動させる。

 

◆アタリがなければまたリールのベールを起こしてフリーフォールでボトムを取る。

 

の繰り返しをしていきます。

3回のシャクリはあくまでも魚の捕食のスイッチを入れるためと、ワームがここにいるよというアピール。

食わせるのはゆっくりリーリングの水平移動の時になります。

 

ティップランエギングと違うのは、ジグヘッドはどうしても沈下速度が早いので水平移動はリーリングでおこなうところ。

 

そんな中でもフリークセットは独自のプレート付きヘッドで浮き上がりが早く、水平移動が作りやすく、まさにティップランワーミングに最適なワームなのです。

 

シャローシーバスで心配だったのがボトムを擦ってしまって釣りにならないんではないか?というところでした。そうなるとお手上げだなと。

 

しかし、これは1m台では8g、2m超えてきたら12gを使っていれば、なんとか大丈夫でした。もちろんあまりにもスローにするとボトムに落ちてしまうのでヒラメ狙いの時よりはロッド立て気味・リーリング早めにはなりますが、気をつけていればフリークセットはボトムを擦らずに漂ってくれました。

 

これならイケる!と思っていたら・・・・

 

コココっっとティップが入る!

 

幸先よくヒットー!

 

フリークセットばっくりシーバスGET!

(撮影のためにルアーを外側に出しました)

 

やっぱりこのティップが入って〜合わせる!乗った!が強烈に楽しいですよ、シャローでもいけるぞ。

 

開始直後のヒットに今日は連発か!?と期待したのですが、さすがに春先のシーバス、そんなにボコボコには釣れてくれません。ある程度流したら漕いで違うラインを流し、潮目が出れば移動して流し・・・・・その後はだいぶ探しました。

 

この時にホンデックス魚探の航跡がかなり役立ちます。ティップランワーミングは線の釣りなので、釣れていれば同じラインを流せばいいし、釣れていないなら同じラインを流さないようにしていけばくまなく探れるし。航跡記録がとても参考になります。

 

最初のヒットから1時間後・・・

 

ようやく次のヒット〜

 

ファイト中からへんな引きだな〜と思っていたら・・・ボディへのスレ掛かりでした

 

シーバス2匹めはサイズアップの68cm

 

釣れない1時間の間にカラーをピンクにローテーションしていたのですが、スレ掛かり。これは、シーバスが寄ってきて違和感を感じて反転して掛かったんだと思うんですよね。ピンクというカラーが強すぎたかもしれません。

 

僕はふだんのシーバスプラッキングでは、あまりルアーのカラーを気にしないほうで、ホロで光っていればだいたい同じだと思ってるぐらいなのですが、ことワームに関してはゆっくりとじっくりと見せて食わせるモノなのでカラーによって反応が違ってくるような気がしています。

 

ピンクが強すぎた感があるので、ここでグリーンにカラーチェンジします。

 

グリーンでしばらく攻めていると、ココっと小さいバイト・・・乗らない!

 

う〜ん、グリーンだと今度はアピール弱すぎか!?

 

今日一匹めのシーバスを釣った赤ラメはしっかり口の中に入っていたのを思い出し、赤ラメに再びカラーを戻します。

 

すると!

 

小さいけどキター!

しかもちゃんと上顎に掛かっています

 

やはり、赤が食いが良いようだ。カラー大切なんだな。

 

しかし、この魚はランディングのボガで痛恨のバラシ(ガーン)

 

さらにその30分後、推定70アップがヒット!

これもまたしっかり口に入っている。やっぱり赤がいいんだ。

 

しかし、この魚もランディングのボガでバラす(ガーン)

 

なんと連続で2匹バラしてしまいました。

 

僕はシーバス専門で釣りに出る時は基本ランディングネットを使わずにボガで掴んできたのですが、フリークセットは小さいトレブルフックが1つしかついていないので、ネットが必須ですね。いい勉強になりました。

 

でもこのエリア、今シーバスが濃いぞ。粘っていればもう1本ぐらい出そう。

キャストしてしっかり3回シャクってアピール、そしてボトムを擦らない範囲でできるだけゆっくりリーリングをしていると・・・

 

ティップがわずかに抑え込まれるような小さいアタリ・・・

 

乗せたーー!

 

いや〜今日一番最高の形でフッキングできました。まさに会心の一撃!

このティップに出る小さいアタリを取るためにティップランロッドを使っているのですから。

 

3匹めはサイズダウン67cm

でも釣れ方としては今日一番サイコーでした

 

この後、何度かバイトがあるものの乗せられず、やっぱりまだショートバイト多いなという印象。結果13時半まで粘ったのですが満潮近くなるとバイトも遠のき、満潮潮止まりで完全にアタリがなくなりました。

 

午後から南の強風になる予報なのでここで上がることにしました。

 

釣果としては5ヒットの3キャッチという感じでしたが、釣果以上にシャローでティップランワーミングが成立したという点がとても自分としては収穫となった釣行でした!

 

獲物一匹ゴミ一個運動

 

今日遊んでくれた海と魚に・・・・感謝!