フライでバス、ようやくスタート! | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

船橋法典のカヤックショップ「kayak55.com」スタッフ
ホエールのカヤックフィッシングブログ。シーバス、ブラックバス、アオリイカのエギング、青物、根魚、マダイ、ヒラメやマゴチ……様々な魚種をカヤックから釣る!kayak55.com公式ブログとしてお知らせなども!

関東梅雨明け!

 

で・・・いきなり猛暑の連続ですよね〜

 

カヤックフィッシングは日差しの逃げ場がないです。ここ数年空梅雨気味で7月から猛暑日が続出していましたが、今年は長梅雨でその期間は短いとは思いますが、これから一ヶ月ちょい熱中症には十分注意が必要ですね。

 

その長梅雨の影響は僕自身のカヤックからのバス釣りにものすごく影響がありました。

 

昨年からカヤックからのフライでバスに夢中になっていますが、僕のホームフィールドは増水と濁りがきつく、フライのようなアピールの低い小さいものでは太刀打ちができそうになく、しばらくこのゲームをやっていませんでした。

 

コロナからの長梅雨・・・・だいぶフライフィッシングはご無沙汰でしたが、増水と濁りが落ち着いてきてからようやく勝負ができそうです。(今後、台風が来たらまたしばらくできなくなりますが)

 

ということで、昨日の定休日はさっそくフライでバス朝練へ出撃してきました。

 

この暑さ、そして僕のバスフライはトップオンリー。たぶん朝8時か粘って9時までが限界でしょう。

 

夏は朝イチ勝負だ!

 

日の出時間を待って、GO!

 

まだやはりちょっと濁りはあります。でも、水位は普通に戻ってるし、川筋なので水は冷たい。いけそうな予感がする。

 

フロッグプロダクツのプロトフライロッド

リールはアブ・デルタ5

 

5.6ftという異例の短さのフライロッド。もちろん遠投にはまったく向きませんが、バスのトップウォータールアーフィッシングと同様の近距離撃ちを繰り返す上ではとても使いやすいです。そして、カヤックで使う上でもこの短さは快適です。

 

バスのトップウォーターの釣り、特に関東の沼系フィールドのスタイルはBPベイト松井さんやフロッグ荒井さんが提唱してきた「ズボっと入れてネチネチと」通称ズボネチが効果的。

 

このロッドはそのスタイルをフライでやるための特殊な設計になっています。ルアーと違ってズボっとはいきませんので、僕は

 

チュポっと入れてネチネチと(はあと)

 

と呼んでいます。下ネタではありません!?通称チュボネチの釣り(笑)

 

ラインはエアセル・バスバグテーパー#7〜8番

リーダーはシマノBBXフロートライン8号+4号

 

今年、コロナ緊急事態宣言中はカヤックフィッシングも自粛して近所でフライで鯉を釣っていましたが、その時に試しに使ってみたラインの組み合わせです。これがトップウォーターフライに最適だという手応えを得て、バスフライでも引き続き使っていきます。

 

浮くフライには浮くラインを使うことでライン捌きが抜群によくなると感じています。

 

リーダーの長さは8号が1m、4号が50cmのヒトヒロぐらい。ここにフライを直結します。

 

使うフライは昨年から引き続き、バシフナバグ

 

ケン付き太刀魚フック1/0にフォームを接着剤で固定、シリコンラバーのレッグを通しただけの簡単フライ。接着剤の効果時間を除けば1個2分で作れる簡単フライです。(これをフライと呼んでいいのか!?笑)

 

昨年、使うフォームは10mmでしたが、今年は13mmを使ってお腹をカットして平面にしています。体積を減らすのと、着水してフックが上を向いて浮くのを防ぐ意味と、お腹の平面で水を押すために新バージョンにしてみました。

 

一見、チープですが、いわゆる虫系のレッグ付きルアーやワームと同じようなものです。ルアーとの最大の違いは、とにかく極限まで軽いということ。これが小林重工さん的にいえばマットソニックを生むと思います。

 

虫ってすさまじく軽いですから、着水と水押し感の虫のイミテートは軽いフライに分があると僕は思っています。逆にアピール力はルアーに逆立ちしてもかなわない。だから僕はアピールして釣りたい時はルアーを使います。

 

フライはアピールが弱いですから、ルアーよりバスを遠くから寄せられない、だからルアーより細かく刻んで撃ち込んでバスの近くに落としてあげることが重要だと思うんですよね。その分、ナチュラルだから見せる時間が長く取れるので一投一投は時間をかけて。チュポっと入れてネチネチと!

 

それを念頭におきながら、丁寧に岸撃ちをしていきます

 

が・・・出ない。なかなかバイトが出ません。

 

例年ならギルがかなり突っつきに来るのですが(1/0フックなのでギルは乗らない)、ギルバイトさえ無い。やっぱりまだちょっと濁りがきついのかな〜

 

それでも撃って、撃って、撃ちまくっていきます。

 

フライフィッシング自体がキャストが面白い釣りですから、とにかくやっていて楽しい。

 

う〜ん今はロッドを倒しすぎたな、いや今はラインを引くスピードが遅すぎたな・・・とか、少しでもいいキャストができるように意識しながらやっていくと楽しさが倍増します。

 

釣れなくても飽きがこない。

 

僕はフライフィッシングの虜になりつつあるのかもしれません。

 

フライフィッシングは敷居が高いように感じると思います。僕もそう思っていました。もちろん伝統的なフライフィッシングの深い世界にどっぷりと行くのも、タイイングを極めていくのも楽しいと思います。

 

でも、遠くの渓流に行かなくても、バイスを使った本格的なタイイングをしなくても、近所のバスフィッシングでフライラインに2種類の太さのリーダーを結ぶだけの簡単システムでも楽しめるのです。

 

マニアな世界にどっぷりといくのも釣りの魅力ですが、ライトに手軽にいくのも別のベクトルで魅力があると思います。

 

貴重な朝マズメの間についにバイトが出ず。だんだん日が上がってきてしまいました。これはやばいかも・・・・

 

日陰になっている側の枯れ草ブッシュポイントを攻めてみます。

 

まずは枯れ草の右側の凹みに入れ込む

 

出ない!

 

そのままラインを振り上げて枯れ草の左側の凹みに落とす

 

フライフィッシングのいいところは、ラインを巻かずに(引かずに)、そのままロッドを振り上げて落とすだけで、同じ距離感なら何度でもフライを同じように入れこむことができるところにもあります。

 

すると・・・・

 

フライが静かに水中に引き込まれた!

 

トップウォータールアーのように派手なドッパンというバイトでななく、ほんとにチュポっという感じでフライが水中に持っていかれる感じ。でもそれは全て目で見えています。静かな興奮があります。

 

少し待ってから・・・合わせる!

 

乗ったーー!

 

やった、やったぞ。今年はコロナとその後の長梅雨でだいぶ遅くなりましたが、今季初バスがヒットしたぞー!

 

めちゃくちゃ子バスだけど・・・・

 

超嬉しい!

 

自作フライで釣れるとまた嬉しさは倍増です。

 

ありがとう・・・・

 

その後もキャストを繰り返しますが、いいオーバーハングなどでたまにギルバイトがあるのみ。

 

あっという間に日が登って酷暑になってきました

 

やっぱ、夏は朝イチにどれだけいい場所を丁寧にやれるかだな。ちょっと今日は無駄な場所を撃ちすぎていたかもしれない。次回は朝のうちにいい場所を回ってそこを丁寧にやって時間のロスを防ごう。

 

もうちょいこの濁りが取れたらフライにとってはもっと良くなるはずだ。

 

アイスミュールに入れてきたキンキンに冷えたヒーコーをしばくと一気に生き返る。

 

夏は冷たく冷やしたドリンクは必須ですね!

 

ということで、朝練終了!

 

ちなみに、恒例の獲物一匹ゴミ一個運動の写真撮り忘れてました(涙)

 

子バス一匹でも僕にとっては今年の遅れに遅れたフライバスシーズンスタートの大きな一歩、これから9月いっぱいまではトップウォーターフライでのバスフィッシングは海に浮けない時には通いまくりたいと思います。

 

今日遊んでくれた川と魚に・・・・感謝!