忍proでティップランエギング | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

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船橋法典のカヤックショップ「kayak55.com」スタッフ
ホエールのカヤックフィッシングブログ。シーバス、ブラックバス、アオリイカのエギング、青物、根魚、マダイ、ヒラメやマゴチ……様々な魚種をカヤックから釣る!kayak55.com公式ブログとしてお知らせなども!

ついついカップラーメンにコンビニで売ってる煮卵を入れてしまうホエールです、こんばんわ!

 

ただでさえ美味い寿がきや辛辛魚がパワーアップ!

 

さて!

 

新型コロナウイルスの余波でボートショーは残念ながら中止となってしまいましたが、こんなご時世は人混みを避けて空気のキレイな広大な海でカヤックフィシングがいいかもしれませんね。

 

だいぶ時間が経ってしまったのですが

 

2月14日

 

カヤックティップランエギングに朝練に行ってきました。

 

ってバレンタインデーじゃん!

 

世の思春期の男子達がドキドキ・ワクワクしているこの日にひとり海に浮いている僕って・・・・まぁ、もう結婚してるので関係ないのですが(笑)

 

数年前は個人的にもかなり熱く取り組んでいたティップラン。最近よく考えるとちょっとご無沙汰でした。

 

ちょうどこの日は午後から館山のスクープアウトさんに出張だったのです。

 

ということは・・・・仕事にかこつけて午前中館山湾に浮けるではないかー!この時期館山湾ならやっぱりティップランでしょう!

 

先日艤装が決まってようやくガーミン魚探がインストールできた

 

忍pro・クゼヒデオ号

 

でとにかく浮きたかったのです。これは朝練チャンス。いくしかない!

 

忍proのコンソール、やっぱり大容量ですね。

 

見えてないですが奥にペリカンのバッテリーボックス、エギを入れたボックス、リーダー等をいれたペリンカンボックスボックス、もしかしたらこの時期サワラが跳ねるかもしれないのでトップウォーターボックス。これでもまだだいぶ余裕があります。

 

忍proのボックスの下にはガーミン魚探の大きい振動子がつけられているので、出艇時は付属のゴムストッパーでちょっと上げておきます。

 

そして沖に出たらストッパーを取ってバンジーで固定。

 

これによって陸上では振動子がツライチより入って、引きずった時にも振動子を擦らないんです。同様に着岸時もボックスを上げておきます。

 

さあ、行ってみましょう!

 

GO!

 

いやぁ〜めちゃくちゃ気持ちいい。

忍proのボトムセンターバランスで振動子がセットされていると、ステーでの振動子と比較してやはりスピードはスポイルされていない。いいですね。

 

前日までかなり風が吹いたのでウネリがまだ残っていますが、風は穏やか。逆に言えばティップランにはちょっと風が弱いぐらい。

 

魚探に映る水温は15.6℃(後半の昼前には16℃)。

漕いでいる途中、水深10mちょいのところでベイトの大群が映る。なかなかに状況は良さそうな気がします。

 

今日は僕はいつものKFゴルゴでのティップラン。厳密に言えばティップが繊細なロッドではないのでティップランではないんですよね。ホントにティップランエギングにこだわるなら専用ロッドがベスト。

 

でも、カヤックだと個人的に短いロッドが好きなのと、ベイトタックルが好きなのと、凪いだ時にフルキャストができるので、ティップラン専用ではない普通のロッドであるKFゴルゴもそれなりにメリットを感じています。

 

そのかわり、当たりはティップに出にくいのでティップを視認して釣るのではなく、ロッドを操作してラインテンションを抜かずにアタリを感じる釣りになります。

 

普通のロッドでのティップランでは、違和感を感じたらとりあえずアワセるということが大事になってくると思います。

 

朝練スタート!

 

さすがに2月中旬はアオリイカはそれなりに深い場所にいると思って、まずは有名な急激な駆け上がりがあるエリアに行って探ってみるも、浅場にいたようなまとまったベイトフィッシュが捉えられない。当たりが出ない。

 

小1時間ほど探ってみるもまったく釣れない。

 

午前中だけの釣りで1時間のロスはかなり大きいのです。

 

よく考えると、浅場の10mちょいのところにベイトがたくさん映っていたよな。ちょっと浅場に戻って探ってみた方がいいかもしれない。

 

水深12mのところに戻ってくるとベイトフィッシュの群れをキャッチ。シャクリ始めてみます。

 

パラシュートアンカーも積んできたのですが、風は弱めなので今日のところは出番無し。

 

ティップランエギをキャストしてラインとロッドの角度を作らないと釣りづらい状況です。

 

カヤックはボートと違ってロッドティップは下に向けられない。風がなくカヤックが流されていない状況で真下に落としたエギをシャクるとどんなにいいガイドシステムでもティップに糸が絡みますし、風が無い状況ではエギが水平移動しません。

 

ショートキャストかフルキャストかは風の強さに応じて。風が弱いほどフルキャストです。

 

そしてボトムを取ってシャクったらロッドを動かして水平移動をさせていきます。これはTeam Banzyの田吾作さんから教わったのですが、ロッドを動かすキャスティングティップランを覚えてからだいぶ釣れるようになったのです。

 

ロッドの動かす幅やスピードは、カヤックの流され方に応じて臨機応変さが要求されるので、それがまた釣りとして深みがあるし、おもしろい!

 

このロッドのテクニカルな操作性を重視して、僕はティップランでKFゴルゴを使う時はシングルグリップバージョンでやっています。

 

水深12mでは深場と同じ回数シャクるとエギのレンジが上がりすぎるのでシャクリは3回〜4回。

 

すると・・・・

 

ズドン!

 

いや〜最高。この独特のアタリ・・・・イカはやっぱり浅いところにいた。狙い通り、ムフフフ(はあと)

 

あれ?

 

なんだか引きが・・・重いだけのような!?

 

正体は!

 

コウイカでした〜

 

純白の新艇、忍pro

いきなりの墨の洗礼ー!ぎゃー!

 

墨をかけられたら、すぐに海水をかけて流してしまうと被害が最小限で済みます。で、家に帰ってから中性洗剤とスポンジで洗います。

 

なにはともあれ忍pro初スクイッド、ありがとう!!

 

コウイカも僕は大好きで、味もかなり美味いと思うのですが・・・墨が怖くて今日はリリースしました(笑)

 

とりあえずアオリイカではないですが、イカはいた。ならばこの水深でもうちょっと探ってみよう。

 

で・・・・再び・・・

 

コウイカちゃ〜ん2杯目

 

艇に上げずにリリース

 

コウイカの活性が高い。

砂地にあるポツポツした根ではダメだ。もっとガッツリと根がきついエリアに移動しよう。

 

10mちょいの岩礁と海藻のボトムの場所でベイトが映るところを探してはエギをシャクる!

 

そしてついに・・・・

 

重量感のある当たり!

 

ファーストダッシュでドラグがちょっと出て、魚が掛かったと思ったほどのいいファイト。

 

その正体は・・・・

 

この時期としてはかなり良型のアオリイカでした!

 

サイズは1.3キロオーバー

 

いや〜いたな〜。さすが温暖な館山湾。2月でも水深10mちょいのところにアオリイカがいる。

 

やった・・・・

 

その後も同じエリアで粘っているとポツポツ釣れる。

 

ちょっと風が出てきたけどパラシュートアンカーをかけるほどではなく、片手パドリングで調整しながらエギを滞空させいるとなんだかぐっと重くなったような違和感。半信半疑でアワセたら・・・

 

乗ったー!

 

やっぱりティップラン専用ロッドでない普通の竿でティップランエギングをする時は、クサイと思ったらとりあえあず聞き合わせでもいいからアワせてみることですね。

 

胴長20cmぐらいのこの時期のレギュラーサイズ、めちゃくちゃ美味そう〜

 

この時の反応ではないですが、今日はだいたいこういう反応が出ているところで釣れています。ベイトが映っていないトコロではコウイカの当たりさえ皆無。

やっぱり真冬でもベイトがいればイカはついている。

 

漕いで探しては反応があればストッピングをいれてエギを投げ入れてシャクる。面倒でも漕いで回ることが重要だと思います。逆に言えば細かいストップ&ゴーが狭い範囲でできるのはカヤックフィッシングならではのメリットとも言えます。

 

そして・・・

 

ロッド操作で水平移動させているエギに思いっきりいい当たり!

 

ビシっ!

 

決まった!!

 

というのは嘘で、実はさっきのアオリイカのファイトの途中でドラグを緩めてしまっていて、アワセたのにドラグがめっちゃ滑ってあやうくバラすところでした(笑)

 

幸いにもイカがしっかり乗っていたので大丈夫!

 

ブシュー!

またイカスミかけられた〜

 

こちらもレギュラーサイズのアオリイカちゃん

 

その後当たりが止まったのでエリアを少し変えて、ベイトの反応を叩くも・・・・

 

ナイスサイズのコウイカちゃん

 

このコウイカちゃん、根回りのベイトの反応で滞空しているエギがばっちり持ってかれて会心のヒットでした。なので完全にアオリが乗ったと思いました・・・・。こうなってくると、ほぼ釣り分け不可能ですよ。

 

最後にもう一杯

 

ミニコウイカちゃん

 

今日はとにかくコウイカの活性がすごかったな〜本気でボトム狙ってコウイカに絞ったらどんだけ釣れたのだろうか!?

 

終わってみれば11時までの釣りでアオリイカ3杯、コウイカ4杯。7回のバイトを貰えればじゅうぶん楽しめました。

 

ちなみに今日使ったエギはヤマシタのエギ王TR3.5号。

今日はコウイカの猛攻もあって一日でエギはズタボロになりました・・・・

 

風がほぼ凪いでしまった時はわずかでも吹く風上側にフルキャスト。そこからロッドを動かしてボトムを取った後にシャクってから水平移動をさせるキャスティングティップランをするわけですが、カヤックはもともと強風時は出艇できないのでキャスティングティップランを使うケースが多くなります。

 

エギ王TRはフィンがついているので、その時の水中の姿勢が整えやすい。とてもカヤックのティップランに向いているティップランエギだと思います。

 

キャストするとどうしてもボトムを感度として捉えることは難しくなります。ラインを水面にある程度出し、沈むエギにラインが引き込まれる動きが止まればボトム到達だと知る方法があります。

 

最近僕がやっているのは、ラインを視認するのではなく、キャスト後クラッチを切ったままでフリーで落とし、着水からカウントダウンで数えて勘でシャクリ開始するという方法。

 

エギ王TR3.5号の場合はおおよそ1m沈むのに2秒というイメージで、斜めに出たラインの抵抗を考えても10mでプラス3秒、20mでプラス6秒ぐらいでシャクリ開始しています。

 

無事、着岸

さあ、スクープアウトさんに行こう!今日は仕事で館山まで来ているのだ。

 

それにしても、やっぱりイカは独特のアタリがあってオモシロイ。

知的生命体とのコンタクトっていう感じがするんですよね。

 

もう少しティップランのシーズンが続きますが、春のキャスティングゲームも今年は久々にやってみようと思います。目指せ2kgオーバー!

 

 

【獲物一匹ゴミ一個運動】

海の浮遊ゴミ(カルパス!!)含め、そして浜辺の目につくゴミで合計7個。

 

今回はアオリイカのみを持ち帰りましたが、1.3kgは身が厚いので贅沢に・・・

 

アオリイカ焼きそば

 

なかなかアオリイカの焼きそばは食べれない(笑)釣り師の特権料理だと思います〜