アンザー伝説・その2 | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

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以前やっていたのブログを閉鎖するので、その前に印象的な記事を転載する手抜きコーナー!?

大学時代の同級生「アンザー」編のつづきです!

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~先日のつづき~

車の横で止まろうとすると滑って接触しそうになったので、少し行きすぎた所でなんとか車を止めた。

車から降り、女子三人組のところに向かう!

なんと!!茶髪のコギャルだ(←当時の言葉)

ホエール「おいおい、マジで俺たちガケから落ちて人生最後の夢を見てるんじゃねーの?」

アンザー「いや、この寒さはリアルだ」

タツノリ「そ・・・相当カワイイぞ♪」

想像以上の展開に、なんとか平静を装って歩こうとして、三人とも歩き方が急にぎこちなかった。

こんな雪山にノーチェーンで来ちゃったのをちょっと後悔していたけど・・・来てよかったぁ(はあと)

ホエール「車、スタックしちゃったんですか?」

女子「そうなんです。押すの手伝ってもらっていいですかぁ?」

アンザー「モ・・モチロンですとも!」

女子「うわーーありがとう♪」

うーん、ええ響き。どういたしまして!

ホエールがアンザーに小声で耳打ちする。

ホエール「なあアンザー、この娘達の車動いたらもう一回夜景見に行こうぜ」

アンザー「無理だって!もう上がれないって、今度は絶対死ぬって」

ホエール「このチャンスをモノにしなくちゃ男がすたるぜ」

タツノリ「アンザー、ヤレるかもしれねーぞ」

アンザー「え?ヤ・・・ヤレるの?じゃあ登るよ!」

女子「何か言いましたぁ?」

ホエール「あ・・・いや、なんでもないよ!さあ、早いとこ車動かそうぜ!凍えちゃうからな」

そんな感じで、ウキウキしながら三人でスタックしている四駆に近づいていく。

右側の車輪が完全に雪に埋まっている・・・こりゃ、予想以上のスタックだ。けっこう難儀だぞ。

でも、僕らはノリノリだった。車に駆け寄る!

すると・・・

運転席がガチャっと開く。

えっ・・・

大仏が降りてきた!?

いや、違う。『桜木軍団』の高宮?的な、ヤンキー漫画に必ずいそうなデブでパンチパーマの男が降りてきたのだ!

こ・・・・怖っ!!怖すぎる。

デブパンチ「おー、兄ちゃんたち、すまんな」

ホエール「た・・大変ですね」

タツノリ「お手伝いできて光栄っす」

おいおい!こんなドヤンキーがいるなんて聞いてないよーーー(涙)

このデブパンチ、わざと女子に立たせて車を停めたな!!

すると、助手席がガチャっと開き・・・

今度は『ろくでなしブルース』の辰吉?的な身長185cmはある金髪のお兄さんが降りてきた!!

そ・・・そげなぁー!も・・・もう一人いらしたのですね。

しかもこの金髪、歯が・・無いんですけど。怖すぎるって!

金髪「おー、悪ぃな、俺も手伝うから押してくれよ」

もう完全に天国から地獄に落とされた気分だ・・・。

正直、雪山ノーチェーン下山よりもこの二人のインパクトのある見た目の方が断然怖かった。

俺ら、無事に帰れるのかなぁ・・・。

でも、もう手伝うしかない。

金髪の辰吉君と一緒に男4人で車を押したら、いとも簡単に四駆車はスタックから抜け出した。

デブパンチ「助かったわ、ここの上で転回できるとこあんの?」

アンザー「は・・はい、この上に公園がございまする」

もう恐怖で変な敬語になっちゃってるし!

金髪「じゃあさ、1000円な」

は?手伝った上に大学4年にもなって僕らカツアゲされるんですかーー!?

・・・と思いつつも、財布を出しかけたが!

デブと金髪は意外にいい人で、手伝ってくれたお礼にと1000円くれた。

ホエール「あ・・・あざーっす!じゃ、じゃあ俺たち行きます!」

タツノリ「お・・・お気を付けてください」

と、いそいで自分たちの車に逃げ帰った。

その後、なんとか山を下りてきてコンビニに入り、身体が冷え切っていたので、金髪の辰吉君からもらった1000円で三人分のカップヌードルを買って車の中で食った。

あぁ、僕らは生きて帰ってきたんだ。

ホエール「ぶっちゃけ、ビビッったな」

アンザー「誰だよ、ヤレるとか言ったのはっ!」

タツノリ「まあいいじゃん、こうして無事にカップラーメン食えるんだから」

ホエール「それにしても、あの子達かわいかったなぁ」

タツノリ「はぁーー、ヤリたかったな」

アンザー「俺、童貞喪失できると思ったのに」

・・・・・

ホエール&タツノリ「は??」

アンザー「言ってなかった?俺、童貞なんだよ」

ホエール&タツノリ「えぇーーーっっ!!」

これは爆弾発言だった。僕らは大学4年になっていた。童貞はマズイ、非常にマズイですよ。

このアンザーの“童貞カミングアウト"が、この後の『真のアンザー伝説』に続く長い伏線だったのです!

では、この後の、真のアンザー伝説にご期待ください!

~つづく~