初期型KFエンジンを積んだダイハツ車のラジエターが頻繁に壊れる件について | 現役猫系自動車整備士YoutuberのチームMHO!

初期型KFエンジンを積んだダイハツ車のラジエターが頻繁に壊れる件について

ちょっと気になる故障が多発しているので、注意喚起を込めて書いてみます。

 

ダイハツ車で初期型のKFエンジンを積んでいる車。アトレーやハイゼットは除外です。主にムーヴやミラ。あとソニカも壊れました。

 

それは何かというと、ラジエターです。ラジエターが10年10万キロもたずしてパンクして漏れてしまう。

 

これが1、2台だったらそれほど問題ではないんですけど、ここにきて連続して壊れてきたんです。

 

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今日もミラのラジエターがパンクした車両が入ってきました。その前はムーヴです。さらにその前はソニカでした。

 

ここまで同年代のダイハツ車でラジエターが壊れるという事は、何かしら不具合が発生しているような気がします。

 

ラジエターって、20年20万キロ問題なく走れてしまう車も存在します。消耗部品に挙げるかというと、通勤などマイカーで使ってる人には消耗部品といえるのかなと。

 

業務用のタクシーとか仕事で使ってる車には消耗品と言えますけどね。その他の車が平気で15万キロ、20万キロ無交換で行けている現状をみると、ダイハツ車のラジエターは弱いのかなと。

 

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漏れる箇所はアッパータンクです。どうもこのアッパータンクのやOリング部の強度が足りない気がするんです。

 

10年たってない。10万kmに満たない。そんな車のラジエターがパンクしたらちょっと首をかしげてしまいます。この前のムーヴなんか5万キロも走っていませんでしたから。

 

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もし初期型のKFエンジンを搭載しているダイハツ車に乗ってる人がいれば、ちょっと頭の片隅に入れておいてください。

 

ラジエターがパンクするとオーバーヒートする危険が高くなります。最悪エンジンが駄目になります。

 

そうなる前に、早期交換をしておいたほうが安心ですね。ラジエターは24800円。工賃は1,5Hなので1万円弱。ホースやクーラントを入れても5万円位の仕事になります。

 

エンジンが駄目になるよりは早めに手を入れておく事がいいと思います。