お盆休み中
木村さん、毎年富士山に登ってるんですね!来年はぜひ誘ってほしい!人生で一度は登ってみたい、富士山です。
さて、私のお盆休みは、なぜかお腹を壊し、上から下からだらしなく出ていました。なぜ壊したのかよくわかりませんが、でも休み中で、仕事に支障がなくてよかったです。よく体調を崩すと、自己管理がうんちゃらと言われますが、元々虚弱体質な私は、そんなこといったってハンデがあるじゃんよ、と思ってしまいます。でも、それも含めての自己管理なんでしょうね。自分のことは自分が大切にしてあげなきゃ。反省です。
値切りについてですが、一応、海外に行ったりして、言ってもよさそうな場所だと言いますね、おずおずと。「ディスカウント、プリーズ!」
大体それを見越して値段がつけられていることが多いので、事務的に安くしてくれますよね。
ある程度までは、ほとんど、抵抗なくスムーズに。で、ある一定の金額になると、もうディスカウントを受け付けなくなるか、かなり渋り始める。だいたいここで、私は買います。
でも、ここで疑問なのは、最初の値段設定。だって、もうこれ以上安くならないよっていう値段が決まっているなら、最初からその値段にしておいて、うちは値切り受け付けませんっていう感じにすればいいじゃない。
それなのにちょっと高い値段にしてるのは何でなの?
万が一、高く設定した値段で売れたらラッキーだから?
お金を持ってそうな人には値切らず、高い金額で売るため?
コミュニケーションの一つ?
おまけしてあげましたよ感出した方が買ってくれ安い?でも。これだとしたら言いたいい。観光客はあなたたちが高めの値段をつけていることを知っていますよ。だってガイドブックに書いてますから。もう有名ですよ。
だから、あんまり、おまけしてもらったありがたみないのよね。だから、いっつもこのシステムちょっと疑問。
だったら最初から、しぶりつつ徐々に安くしていけばいいのにって思います。
まあ、私もあんまり値切りは得意じゃないっす。納得したら買います。たまに、納得してなくても、プレッシャーで買ったりします。最近、プレッシャーで買ったのはヌーブラ専用洗剤。ちょっとしか入ってないのに1500円。私のボディーソープよりだいぶ高いな、と思うと複雑でした。
では、女子が続いているので、お次は薫ちゃん。お願いします。
暑くて死にそうです(TmT)ウゥゥ・・・
きむらです。
昨日、池田ママ&座長からブログ更新のお知らせが来たんですが、昨日は木村恒例合コンの日でありまして、帰宅がなんとAM1:30で、ブログ更新ができませんでした。。。
ホント申し訳ないです。
いやー、久々のブログなので書きたい事は山ほどあります。
が、昨日あまり寝れてないので、頭が働きません。
まず、皆様にお知らせ。
先日座長に暴露された、木村お見合いに行くの件、
見事に先方からお断りのご連絡をいただきました。
でも、私からは断れなかったのでちょうどよかったのであります。
私の好みのタイプとはかなりかけ離れた方でしたので、木村、2度目に会った時、
結構酷い事をしてきたのであります(笑)
まぁ、今更何を言っても、断られた身ですので負け惜しみにしか聞こえませんが。。。
でも、昨日の合コンは楽しかったです。
なんと!
うちの近くに住んでる人がいました^^
結構マイナーな駅なので、かなり親近感がわきました!
いい事です。
で、話は変わり、今年も富士山に登ってきました。
去年はハイキングに行くような装備で行き、かなり痛い目にあってきたので、今年は完全装備で挑んできました!
が、去年と同じコースで行けば良かったものの、違うコースを選んでしまい、今年も死にそうになりました。
御殿場口という一番大変はコースだったみたいです。
なんと、登るのに10時間かかりました(笑)
これから富士山に行く方!
御殿場口はやめましょうw
6合目までがやばい長いです。
あっ、うちのしゃちょさんが起きたので、仕事をしないといけなくなりました。
池田さん!
私は値切りは全く出来ません。
むしろ、勧められたら多少高くてもかっちゃうタイプです。
すみません!
では、次はちゃあさん。
値切り方を教えてください。
では、めちゃくちゃなぶろぐごめんなさい。
さようなら!
ちなみに私はサドルからお尻を浮かせます。
一度で外出できたためしがありません、ユッキーでございます。
昨日究極の衝動買いをしちゃいました。
着物です
しかも京都のおタナの旦那(社長)に、してやられてしまいましたわ。
やっぱり関東の人間は、関西の商魂には勝てませんねえ。
目に留まった訪問着があって、私がまじまじと眺めていると
ちらほらと京言葉を織り交ぜながら、その着物がいかにイイものかを、
さりげなーく押し付けがましくなく話してくるのです。
「でもそれじゃあ、お高いのでしょう?」と訊くと
「大丈夫です。このお兄さんが勉強してくれます。」と、
側にいる電卓を携えた若い社員の肩を叩きます。
すると、お兄さんはちょっと困ったような顔をして頭を掻くと、慣れた手つきでパシパシと電卓を叩き、
「元はこのお値段ですが」「ひえ~!無理無理」
「いえ、ですから、ここから、(パシパシ)こうなります。」
と、水戸黄門の印籠のように、電卓の数字をどうだとばかり見せるのです。
「あら、それなら手が届かない事ないわねえ。」
すると、いつのまにやら社長が帯を2・3本持ってきて
「この着物には、こんな帯が合いますやろ。」
今度は腰紐を携えたお姉さんが、あっという間に鏡の前で私の身体に着物をあててしまうのです。
「あー、やっぱりこっちやな。これの方がぴったりや。」
ついつい私も「そうねえ。そっちよりこっちの方がしっくりきますねえ。」
「帯とセットなら更にお勉強できますよ。」と、横のお兄さん。
・・・ ・・・ ・・・
お兄さんの電卓の数字を指して私、
「ここ、0にしてくれます?」
「え? いやーまいったなあ。わかりました(パシパシ)これでどうでしょう?!」
頑張って値切ったつもりだったけれど
結局、当初の着物のみの値引した値段をはるかにオーバーして
着物、それに合わせた帯、帯締め、帯揚げ、草履とバッグ
オールインワンのお買物と相成りました。
「良い着物と出会えたわ」なあんて自分で自分に言い聞かせ、
でも一番満足してるのは、絶対あのお上手な社長よね、
と、うれしいやら悔しいやら。
日本の着物の伝統が廃れる事のないよう、和装業界にもますます頑張っていただきたいのですが、
自分のフトコロを痛めてまで貢献することは無かったかなあと
少々反省しております。(主人にはナイショ)
さてさて
木村さんは値切るのってできちゃうほうですか?
お得意だったら、ぜひ極意を教えてくださいませ
鍵をかけてから家を離れ「あれ?鍵かけたっけ」と不安になる現象ってなに(´Д`)
こんにちは、魚の小骨が憎くてたまらないユッキーでございます(`・ω・´)
嘘です。
チャン・グ○ソクです。
某本屋にて、
(゚∀゚)「いらっしゃいませ」
(゚Д゚)「これください」
(゚∀゚)「はい!25巻と26巻でお間違えないですか?」
(゚Д゚)「はい」
(゚∀゚)「カバーをおかけしますか?」
(゚Д゚)「そのままでいいです」
(゚∀゚)「ビニールは剥がしてよろしいでしょうか?」
(゚Д゚)「じゃお願いします」
(゚∀゚)「当店のポイントカー」
(゚Д゚)「持ってないです」
(゚∀゚)「無料でおつく」
(゚Д゚)「いいです」
(゚∀゚)「失礼しました
(゚Д゚)「はい、どうも」
(゚∀゚)「ありがとうございました!またお越しくぢょい下さいませ」
(゚Д゚≡「あ、噛んだ」
(゚∀゚)
(゚Д゚)「(;゚∀゚) (゚Д゚ )ジー」
(゚∀゚)「( ;∀;) (゚Д゚ )ジー」
≡゚Д゚)「僕もよく噛みます」
(゚∀゚)「あ…(*゚∀゚)あの…お名前は…?」
(゚Д゚≡「もちょむらです(゚Д゚
(゚∀゚)「…素敵な方(*゚∀゚*)」
あ、つまりですね。
何が言いたいかと言うとですね。
腰が痛いんです(´;ω;`)
寝返りするのに勇気がいります。
ズボン履くのに勇気がいります。
自販機のジュースを取るに勇気がいります。
地元のマルエツで買い物して袋に商品入れて、振り返った瞬間、腰のどこかよくわかんない部分が抜けそうな感覚になって
「んふっんん゙っ♪」
と色っぽい声を出してみんなの注目を集めています。
とにかく腰が痛いんです(´;ω;`)
助けて下さい!
助けて下さい!!
助けるor武○咲ちゃん似の女の子紹≦♪┓▽σξ
8月8日
チャン・グン○ク
(´Д`)
リレー台本 11
小島、野口、三上、坂本は同郷。
同じ高校、都内の同じ大学を卒業。
高校時代の同級生、「吉村朋美」が亡くなったとの電話が小島に届く。
小島は同級生の三人と共に数年ぶりに帰郷する事となる…。
登場人物
【小島(こじやん)】
…28才。会社員、独身、都内で一人暮らし。
【野口(のぐちん)】
…28才。フリーター、独身、都内で一人暮らし。彼女あり。
【三上(みかみん)】
…28才。既婚、夫はわりと金持ち、子供はいない、都内のマンション暮らし。
【坂本(さかもっちゃん)】
…28才。独身、OL、年下の彼氏もち。一人暮らし。
【遠藤(遠藤先生)】
…4?才。亡くなった吉村朋美と上記四人の高校時代の担任。
【学(学さん)】
…30才。亡くなった吉村朋美の兄、高校時代の小島と野口の部活の先輩、高校卒業後は地元で就職。
【渡辺(渡辺)】
…28才。上記四人と高校時代の同級生、高校卒業後は実家の造園業を継ぐ。
【上原】
…ホスト風の男、都内に住み、吉村朋美が都内にいたころ何か関係があったらしい。
【長谷川】
…美容師、都内の美容院で働いている。吉村朋美が都内にいたころ何か関係があったらしい。
【吉村朋美】
…高校卒業後、都内の大学に進学。上記四人とは違う大学、卒業後は地元に戻り就職していた。交通事故により亡くなる。
※禁止事項
ファンタジーなし。(嫌いだから)
ホラー、怪談なし。(嫌いだから)
下ネタなし。(ある人が得意分野だから)
ミステリーなし。(安直だから)
登場人物は必ず登場させましょう。
上記登場人物以外は基本的に出してはいけない。
エキストラ的な役はOK、お坊さんや出前の人とか。
どうしても出したい、出して展開させたい場合は常識範囲でOK、例えば朋美の両親とか。
書いてない設定に若干の付け足しOK、例えば小島に彼女がいるとか。
季節は夏とします。夏の感じを出していきましょう。
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どこかの会社、パソコンを前に小島が仕事をしている
携帯の呼び出し音
小島「はい、もしもし?おう、のぐちんどうした?」
野口「おう、こじやん今仕事中だよな、ちょっといいか?」
小島「ああ、いいけどどうした?」
野口「お前明日からお盆休み入るって言ってたよな?今晩会える?」
小島「いいけど金はねぇぞ。」
野口「金じゃねぇよ!」
小島「お前そう言って先月も家賃滞納したとかいって…」
野口「だから金じゃねぇって!それにすぐ返したろ!」
小島「じゃあ何?」
野口「ああ、お前高校ん時に同じクラスだった吉村朋美覚える?」
小島「え?ああ、学さんの妹の。」
野口「うん、今日実家から電話があってさ、吉村朋美亡くなったらしいよ。」
小島「あ!?なんで!?」
野口「交通事故らしいよ。それでお前お葬式出ないのか?って言われてさ?ちょうどお盆だし帰って来い!なんて言われて、帰ってもいいけど俺一人で葬式に出席してもなんかなぁって思ってさ?んでお前休みになるって言ってたし、お盆帰るかどうしようかって言ってたからどうかなぁって思ってさ?」
小島「ああ…明日から帰るけど…。」
野口「じゃあ葬式出席してこいよ。」
小島「お前も帰るんじゃないの?」
野口「俺金ねぇもん。だからパス。」
小島「さっき帰ってもいいけどっつってたろ!?それに俺、吉村朋美とほとんど接点なかったぞ?」
野口「俺もねぇよ。で、どうする?出席すんのか?」
小島「いや…、もう帰るっていっちゃったしなぁ…。出席しないとマズイよな…?」
野口「だからな?お前一人じゃ心細いと思ってな?俺が一緒に帰ってやろうって事じゃないの。だから帰る金貸してくれ。」
小島「やっぱり金ねぇんじゃねぇか!」
野口「仕方ねぇだろ!不測の事態ってやつだよ。とりあえず、みかみんとさかもっちゃんも呼んどいたから、細かい事は今晩話そう。じゃあな。」
電話切れる
小島「…………。」
その日の夜。
昼過ぎに各地で最高温度を更新というニュースが配信され
すっかり日が落ちてしまっても、うだるような暑さが続いていた。
「この暑さ飲まないとやってらんねぇべ?」と言う野口に従い
小島は皆が待つビアガーデンへと向かった。
野口「おう、こじやん!こっちこっち!」
小島「悪ぃ。遅くなっちまったな。」
坂本「ううん。みんなもさっき集まったとこだから。おつかれさま!」
三上「こじやん。久しぶり~。相変わらずスーツ似合ってないね。笑」
小島「うるせー。余計なお世話だよ。」
野口「で?ビールでいいよな?乾杯しようぜ!」
小島「おう。」
野口「じゃあ、こじやん、おつかれ!乾杯~!!」
一同「乾杯~!!」
坂本「だけど、こうやって皆で集まるのも久しぶりだよね。いつ以来?」
小島「確か、みかみんの結婚式以来じゃねぇか?」
野口「って事はもう3年も前か?」
三上「そうだね~。やっぱり就職したり結婚しちゃうとなかなか昔のようにはいかないよね~。」
小島「昔は何かっていうとみんなで集まってたよなぁ。」
坂本「うん。特に何をするでもなくね。」
野口「あの頃はよかったな~。」
小島「まぁ、でもまたこうして皆で集まれたんだから、いいじゃねぇか。」
三上「うん。朋ちんには悪いけど、やっぱり何かキッカケがないとだからね。」
一同「あ。・・・。」
坂本「・・・そうだよね。今日はその事で集まったんだよね。」
小島「交通事故・・・だっけ?」
三上「そうみたい。3年前に式に参加してくれた時に、『また地元で会おうね。』って言ってたんだけど・・・こんな形で会う事になっちゃうなんて、思いもしなかったな。」
小島「え?吉村って、みかみんの式に出てたっけ?」
野口「いや、俺も知らねぇ。」
坂本「ちゃんと居たよ。ま、高校時代はかなり地味な印象だったから化粧とかドレス着てたら分からなかったんじゃない?」
小島「え?でもみかみんって、そんなに吉村と仲良かった?」
三上「う~ん。特別仲良かったって訳じゃないけど、今の旦那紹介してくれたの朋ちんだし。」
野口「あ、そうだったっけか?」
坂本「あの子、上京してからちょっと変わっちゃったからね。あたしもよく合コンとか誘われてたりしてたし。」
野口「へぇ~。吉村がなぁ。」
小島「学さんも、知ってたのかな?」
坂本「ま、地元帰ってからは大人しくしてたみたいだから、知らないかもね。」
その時、三上の携帯が鳴る
三上「もしもし。え、上原くん?あ、うん。久しぶり。・・・そう。上原くんも朋ちんのこと聞いたんだ。うん。わたしも葬儀には参列しようかと思ってるとこ。うん。そう。じゃあ、またね。」
三上、電話を切る。
三上「あ、ごめんね。」
坂本「上原って、あの?」
三上「うん。」
野口「え?誰だれ?同級生にいたっけ?」
坂本「違うよ。上原っていうのは、朋が合コンとかしてた時によくつるんでた男。なんかちょっとチャラかったよね。」
三上「うん。まあ、そうだね。旦那の話では、昔は羽振りよかったみたいだけど、最近はなんかちょっと行き詰まってるみたい。」
坂本「へぇ。」
小島「でさ、みんなも明日帰るの?」
野口「お供させていただきます!」
小島「うるせー。」
坂本「あたしは明日午前中だけ仕事出て帰る予定。」
三上「わたしは旦那送ってからすぐ向かうかな。」
小島「そっか。じゃあ明日の夕方にはまたみんなで集まる感じか。じゃ、明日も早いし今日はこれで。」
坂本「そうだね。」
野口「あ、じゃあ、お勘定!こじやん、おねがいしま~す?」
小島「おい!・・・ったくしょうがねぇなぁ。」
次の日の朝
学は突然の出来事に疲れ切って、ついウトウトとしていたが
けたたましい蝉の声で目を覚ました
「ジーーーーーーッ」
「…お…、おに…」
「ジーーーーーーッ」
「…おにいちゃ…」
「ジーーーーーーッ」
「…おにいちゃん…」
「ジーーーーーーッ」
「…おにい」
学「!!!」
慌てたように学は辺りを見回すが誰もおらず、
いやな汗に戸惑いながら、しばし呆然とする学。
蝉の声だけがうるさく響き渡っている。
学「…朋美。」
突然、電話が鳴る。
学「!! …はい、え? あ、遠藤先生ですか。どうも、ご無沙汰しています。 … はい。そうなんです。本当です。 … 俺もまだ信じられませんが。 … はい。ご心配いただきまして、ありがとうございます。 … はい、今夜通夜で、明日告別式です。 … ええ、はい。かわいがって頂いた先生に見送って頂いけたら、妹もうれしいかと … ありがとうございます。 … はい。どうも。 … はい、失礼します。」
電話を切って、ソファに戻りどっと腰を下ろし、またぼーっとする。
今度はテーブルの上の学の携帯のバイブが激しくうなり、慌てて出る。
学「はい。」
渡辺「学さん?俺っす。渡辺です。」
学「ああ、渡辺か。」
渡辺「俺、なんて言っていいか…。」
学「いいんだよ。渡辺、ありがとう。色々気遣ってくれて。遠藤先生にも連絡してくれたんだってな。さっき電話で話したよ。」
渡辺「いえ、たいしたことできないですよ。てか、出来ることは何でもやりますから言ってください。」
学「ああ、ありがとう。心強いよ。それより明日からみそぎにおこもりだってのに、悪いな。今夜も準備手伝えないし。」
渡辺「とんでもない。大丈夫ですよ、俺やうちの連中だけでばっちりですよ。まかせてください!」
学「そっか。すまない。不幸が出ちまった家からは遠慮しなくちゃなんないからな。残念だよ。」
渡辺「気にしないでください。実は小島と野口も今夜帰ってくるんですよ。久しぶりにあいつらにも参加させようかと思ってます。まあ、明後日の本番で神輿担ぐ体力は、体が鈍ってるあいつらにはあんまり期待できないかもだけど。でもにぎやかにしてみせますよ。」
学「そうかあ。あいつらか。久しぶりだなあ。わかった。祭りの事はまかせたよ。よろしく頼む。」
渡辺「はい! じゃあ、明日は初日だから失礼しますけど、今夜のお通夜には俺も顔出させてもらいますから。」
学「ああ、ありがとう。じゃあな。」
学、切った携帯を見つめて
学「小島に野口か。懐かしいな。」
学、携帯の留守電を聞く。
朋美「 … おにいちゃん。あたしね、あたし…。やっぱり、お祭りが終わったらゆっくり話すね。今年もがんばってよ。じゃ。…ツーッ」
学「…朋美、なんでお前だけいないんだ。」
夕方とは思えぬほどまだ明るい中、吉村家の門扉にはお通夜の提燈がすでに灯されている。
そこに喪服姿の若い女性が一人現れ、中を覗き込むようにして迷っている様子。
小島、野口、三上、坂本の4人が喪服姿でやってくるのに気づくと、
あわててその場を立ち去る。
三上はその後姿に気づくが気に留めず、
野口はハンカチで顔をバタバタと扇ぎながら
野口「お、吉村家。懐かしいなあ。学さん、元気かな。」
三上「元気なわけないでしょ。妹を亡くしてるんだから。」
野口「そっか。そうだな。」
小島「お前、頼むから今日は空気読めよ。」
野口「なんだよ、今日はって。」
坂本「ほんと、心配。」
野口「信用ねえなあ、俺。まかせてよ。2年前にばあちゃん見送ってるから、俺、こういうの慣れてるのよ。経験者だからね。」
小島「えらそうに言う事じゃないだろ。」
三上「確かに。」
野口「はいはい。じゃあ、入りますよ。」
そこに黒服に派手な茶髪、右の人差し指には大きな金色のどくろの指輪をはめた、
疲れた様子の若い男が近づいてくる。
上原「あの~、みかみん?」
野口「おいおい、俺より空気読めてない感じじゃない、彼?」
三上「あ、上原くん!来てくれたんだね。久しぶり。」
上原「う、うん。久しぶりだね。良かった、会えて。一人じゃ入りにくいなって思ってたから。」
三上「そっか。ああ、彼ね、昨日電話くれた上原くんよ。学生の頃朋ちんとか旦那とかと一緒に合コンしてた人でさ。」
小島「そうなんだ。俺、小島です。こいつは野口、それから坂本。みんな朋美さんとは高校の同級です。よろしく。」
上原「よ、よろしく。」
野口「で、お仕事は何してるんですか?ちなみに俺はフリーターだけどね。」
坂本「ちょっと、のぐちん!いきなり失礼よ。もう暑くてこんなとこに立っていらんないわよ。早く中に入ろうよ!」
三上「ほんと。汗だくだくよ。上原くんも行こ。」
上原「う、うん。」
そこへ渡辺が走って現れる。
渡辺「おーい!」
小島「あれ?渡辺?」
野口「おー、久しぶり。お前すげえ真っ黒だなあ。」
渡辺「久しぶりの挨拶がそれかあ? そうさ、毎日炎天下で土担いだり庭木の手入れしてんだ。黒くなるのがあったり前だ。それよりお前らすっかり生っちろくなりやがったなあ。情けない。」
野口「こう見えても俺らは都会の戦場で日々戦っているんだよ。」
坂本「こじやんやあたしはともかく、フリーターのあんたが言うセリフじゃないね。」
三上「ほんと。」
渡辺「相変わらずだな、みんな。それじゃあ都会の戦場でどれだけ鍛えられたか、明日の夜はみそぎとおこもり、期待してるぞ。」
小島・野口「は?!」
渡辺「学さん今年はこんなことになって出られないから、お前ら人数に入れといた。」
小島・野口「聞いてないぞ!」
渡辺「大丈夫、大丈夫。高校んときゃ毎年がんばってたじゃないか。すぐ思い出すよ。」
小島「なにが大丈夫だ。」
渡辺「学さんのためにも頼んだぞ。」
野口「参ったな。」
渡辺、上原に気づいて
渡辺「あれ、この人は?もしかして助っ人もう一人確保か?」
坂本「あー、説明は後! もうお通夜に行くわよ。」
三上「はいはい、さ、上原くんも行こ。」
渡辺「…上原、くん?」
一同入っていく。
陰から先ほどの若い女性が再び現れ、一同を暗い表情で見つめている。
通夜が終わった後の場面。小島達4人と渡辺、上原が建物から出てくる。
野口「なんかさ、通夜に行ったって言ってもなんか実感湧かないな。」
坂本「そうだね、なんか朋ちゃんがいなくなったってことがピンと来ないわ。また会おうと思えば会えるような……そんな気持ちになってる。」
小島「まあ学さんの涙見てたら俺は泣きそうになったけどな。気の毒だよ。」
三上「私は消失感あるな。旦那も寂しがってると思うし。何だかんだでいい子だったもんね~。」
上原「そうだよね、いい子だったよね……」
三上「あ、やっぱ上原君は特に悲しい?のぐちん達に比べると絡むことも多かったもんね?」
野口「おい、人を薄情者みたいにいうなよ。俺だって悲しい。ただ悲しさを表現できないだけ。」
三上「格好つけても誰も感心しないから。」
野口「相変わらず手厳しいな!」
渡辺「まあまあ。人の死に現実に立ちあったらそれぞれ感じ方も違うさ。野口はいいやつだよ。そんないいやつ野口くん、あとついでに小島。明日のみそぎだけど、昼からやるから2時には神社の方に来てくれよ。」
小島「おい、ついでってなんだよ」
野口「ってか承諾した覚えないぞ!」
坂本「いいじゃないの。学さんも出られないんだし、久しぶりに決めてきな。二人がおこもりか~。ちゃんとお勤め果たしてよ~?神輿担ぐんだしさ。」
小島「俺そんな体力ないよ!」
渡辺「まあまあ、もう決まったことだし、腹くくれって!滝に打たれて身を清めて、神前で黙って座ってるだけだ。その後の力仕事もたまにやる運動だと思ってわりきってくれ。」
野口「くそう……風邪引いたり筋肉痛になったりしたらうらむぞこの野郎……」
坂本「フリーターのあんたにはちょうどいい修行でしょうが。頑張ってこい。」
三上「もしかしたらご利益ついて仕事もらえるかもよ!」
野口「他人事だと思いやがって……」
上原「あの、みそぎとかおこもりって?」
渡辺「ああ、祭りの前にやる儀礼みたいなもんだよ。神輿はみんなで担ぐけど、その年の主役みたいなのはいるのよ。その主役は身を清め、神前でその身の潔白を示さなきゃならない、っていう風習。」
上原「潔白、ですか……」
渡辺「まあ昔からの流れでやってるだけだけど、一応伝わってきた文化だからな。上原君もやる?地元の人間じゃなくてもできるぜ。」
上原「い、いえ、僕はよそ者ですし遠慮しておきます。」
三上「どうしたの?なんか元気ない?」
上原「いや、そんなことないよ。」
坂本「渡辺、上原君は勘弁してあげな。さすがに地元の祭りに主役としては参加しづらいでしょ。こじやんとのぐちんをこき使ってやれ。」
小島「いや、こき使うってそんなの……」
野口「お前もやれよこらあ!」
坂本「女はできませ~ん。(三上に向かって)ね~。残念でしたね~。」
三上「ね~。よっ!男見せてみろ!」
渡辺「そうだそうだ!」
その時、話しこんでいる6人を見ている喪服の女を三上、上原、小島が発見。察知されたとわかった女がそそくさと去る。
三上「あの人……お通夜が始まる前にもいたよね?何こそこそしてるんだろ?」
小島「あ、三上の知ってる人?」
三上「そうじゃないわよ。お通夜の前に妙な動きしてるのを見ただけ。」
上原「……(女が立ち去った方向を見て固まっている)」
野口「ん?うえやんどうした?」
渡辺「同級生みたいに言うなよ馬鹿」
上原「い、いえ。変な人がいるもんだな~と……不思議に思っただけです。」
小島「まあわけありっぽい人だよね。学さんの知り合いかなんかか、吉村の友達か。まあ悲しんでるんだろうし、あんまり変な目で見ないでおこうよ。」
上原「そうですね、すみません。」
渡辺「まあそういうわけだ。明日は頼むぜ二人とも!三上と坂本も祭りは見てくれるんだろ?上原君も是非!」
三上「二人の雄姿を見ないわけにはいかないね~。」
坂本「外野から盛り上げるよ。渡辺運営頑張ってな。あと二人は神様に絞られてこい。」
野口「お前を罰するように神様にお願いしてくるわ。」
小島「まあ、乗りかかった船か。頑張るよ。」
上原「すいません、僕はここで失礼します。」
野口「あ、うえやん帰っちゃうの?一泊くらいしてくれればいいのに。」
上原「すいません、やることがあるので。みなさん頑張って下さい。」
三上「仕事忙しいんだよね。無理しないでいいよ。今日はありがとうね。ともちんも喜んでるよ。」
上原「(複雑な表情で)そうですね。じゃあ失礼します。」(上原退場。)
野口「……見た目ほど派手じゃなかったな。」
坂本「なんか内気な人だったね。悪い人じゃなさそうだったけど。」
小島「そんなことよりのぐちん、明日に備えて寝よう。心の準備なしで切り抜けられる気がしない。」
渡辺「よろしくな!」
5人が、上原と同じ方向に退場。先ほど去って行った女が逆側から登場、6人が歩いて行った方向に歩いていく。
(暗転)
―場所は変わって都内
長谷川「だから大丈夫だって、そんなんでいちいち電話してくんなって。こっちだって忙しいんだから!」
(声)「長谷川さーん!ご予約のお客様いらっしゃいましたよ~」
長谷川「(声のする方へ)はいよ~いま行く!(電話口に向かって小声で)まぁ、心配すんなって。ぜってぇバレねえよ!後は大人しく何食わぬ顔で普通にしてりゃあいいんだから。分かったか?お前間違っても下手な真似すんじゃねえぞ!もう仕事戻るわ。じゃあな!(電話を切る)・・・チッ。ビビッてんじゃねえよ・・・」
長谷川、裏口から店内へ戻っていく。
(声)「彼女さんですかぁ~?(笑)」
長谷川「そんなんいないってぇ~、俺はミカちゃんだけだよ。」
(声)「も~長谷川さんたらぁ~」
バタンと裏口の戸が閉まる。
その様子を物陰からじっと見つめていた人影が・・・。
その人物は、長谷川に近付き喋り掛けて来る。
遠藤「貴方が長谷川さん、ですか?」
長谷川「はい、そうですよ。あ、すみませんねお客さん。今日は予約がいっぱいで、予約してない人はちょっと・・・。」
遠藤「いえ、客じゃないんです。少しお伺いしたい事があって来ました。」
長谷川「はぁ。何ですか?見ての通り今忙しいんで、営業とか勧誘なら他当たって・・・」
遠藤「吉村朋美をご存じですよね?」
長谷川「!・・・知ってますけど、アンタ誰?」
遠藤「吉村さんの高校時代の担任教師です。」
長谷川「センコーかよ。で、その先生が俺に何の用事ですか?」
遠藤「吉村さんの最期の、亡くなる直前の様子を伺いたくて。」
長谷川「はぁ?」
遠藤「長谷川さんは、吉村さんと親しかったとお聞きしましたので。」
長谷川「親しかったっつーか、まぁよくつるんでましたけど。」
遠藤「吉村さんに、最近変わった様子はありませんでしたか?何か悩んでいた様だとか、何かに巻き込まれていた様だとか。」
長谷川「知らないですね。そういや朋美、死んじゃったんですよね。交通事故で。」
遠藤「はい。」
長谷川「お通夜をやるって連絡が来たけど、ウチは今忙しくてね。朋美には悪いと思ってるけど、俺は参列しないんですよ。」
遠藤「そうですか。」
長谷川「アンタは良いんですか?元教え子なんでしょ?」
遠藤「いえ、私もこの後すぐに駆け付けるつもりです。その前にどうしても、吉村さんの事故の直前の様子を知りたくて。」
長谷川「俺は何にも知らないですよ。」
遠藤「何でも、些細な事でも良いんです。吉村さんは、上京してから変わった様でした。亡くなる直前の彼女に何があったのか、どんな様子だったのか知りたいんです。」
長谷川「知らねーっつってんだろ!何なのアンタ?まるで警察の事情聴取の真似事みたいな言い方して。大体、最近の朋美に何があったって、アイツは事故死なんだろ?俺には関係ねーよ!」
遠藤「・・・。」
長谷川「んなくだらない用件なら帰ってくんねーかな!ウチは今忙しいんだよ!」
遠藤「・・・失礼しました。」
遠藤はお辞儀をした後、店から出て行く。
長谷川「ちっ、センコーが。胸糞悪ぃ。」
長谷川は遠藤が出て行った方角を見て、中指を立てる。
その後、持っていた携帯電話に目をやるが、そのままズボンのポケットに入れて仕事に戻る。
暗転
明転 所変わって地元の神社の中。おこもりの日は、夕方、滝に身を打たれ、一晩寝ずに、神前に座って朝を迎える。しかし、黙って座って朝が迎えられようはずもないので前夜祭と称し、一晩、神社で飲み明かす。ここにいるメンバーは、小島、野口、渡辺。滝に打たれる前から飲んでいるので、すでに出来上がっている。
野口「まじ!?ナベッキー、知らなかったわけ?こいつが、山口に3回振られったって話、かなり有名よ!」
渡辺「まじ?小島、ナイスファイト。例え振られたとしても、あいつに告白したってだけで尊敬するわ。ってか、お前変なあだ名で呼んでんじゃねえ。」
渡辺、野口をどつく。
野口「いって。だってあいつはよう、顔はめちゃくちゃかわいかったけどさ、同年代の男なんか相手にしないって雰囲気があったよ。いや、実際、プライド高過ぎっていうか、ヤな女だったよな。」
小島「まあな。実際俺、しつこい、2度と話かけるなって言われたし。」
渡辺「まじで?俺、告白してそんなこと言われたら、トラウマになるわ。でもな、顔はめちゃめちゃかわいいんだよなー。」
小島「だろ?だから、そんなこと言われても、もう一回告白しちゃったんだよ。」
渡辺「え?お前それ言われたの、2回目の告白の時なの?お前・・・ドMだな・・・。」
野口「おう。ナベッキー、世間ではこいつの方が俺よりしかっりしてるみたいなことになってるけど、実際は、こいつ、ド変態なんだよ。」
渡辺「マジだな。てか変なあだ名で呼ぶなっつってんだろ。(渡辺、野口をどつく。)ちょっと俺、しょん便してくるわ。」
渡辺、神社の中から出る。
小島「のぐちん、俺、ド変態かな。」
野口「え?うるせー、気にしてんじゃねえよ。急に気持ちわりいな。」
照明切り替わり、神社の中暗くなる。神社の外(前方)照明明るくなる。
渡辺、排尿中、何やら視線を感じて、顔だけ振り返る。
その視線の先には、昨日の通夜で見た、不審な女性が立っている。女性、口を開きかけるが、何もしゃべらず、二人、見つめあう。
渡辺、はっと気づいたように、
渡辺「も、もしかして・・・朋美?」
女「・・・・。」
渡辺「え、そんな。まさか。なんで・・・。」
女、くるりと踵を返し、走り去る。
渡辺「え、ちょっと。」
渡辺、追いかけようとするが、おしっこがまだ出ている。その後もチャックを上げたり、もたもたしている。
渡辺「おいっ、朋美!」
渡辺、探そうとするが、女の姿はもう見えなくなっている。
照明切り替わって、神社の中。小島、野口が昔話で盛り上がっている中、渡辺が浮かない顔で戻ってくる。
野口「ナベッキー、遅かったじゃん、ウンコ?」
野口、どつかれると思ってかまえるが、渡辺が反応してこないので不思議そうに
野口「ん?なんかぼーっとしてるけど何かあった?」
渡辺「俺さあ、あれは絶対そうだ。俺、吉村朋美見たよ。」
野口、小島「はあ!?」
小島「何言ってんだよ、渡辺、怪談のつもり?」
野口「お前、それはさすがに笑えねえぞ。」
渡辺「ちげえんだよ。間違いじゃない。顔は全然違ってたけど、なんかわかんだよ、あれは吉村朋美だ。」
小島「顔違ってたら、わかんねえだろ。お前酔ってるし、外は暗いし、なんか勘違いしたんだよ。」
渡辺「いや、俺わかんだ。俺、実は高3から2年くらいあいつと付き合ってたんだ。勘違いなんかじゃねえよ。朋美、生きてるのか………。」
小島野口「はぁー!!!」
渡辺「な、びっくりだろ。おれもなにがなにやら…気が動転しちまってよぅ…。ん?」
小島野口激しく首を振っている
小島野口「はあぁぁぁー!」
渡辺「な、なんだよ」
野口「てめぇ、なべっきーにょ、なんで付き合ってたこと今まで黙ってたんだよ」
渡辺「別に言う必要がねぇだろうが、それに呼び名がさらに変になってるぞ」
と、どつこうとする渡辺の手を小島が押さえて
小島「きーにょ、おまえに野口をどつく権利はない」
渡辺「なんなの、おまえら!?そんなことよりいまは朋美を探そうぜ!」
小島「確かに。でも、付き合ってたときの話はあとで根掘り葉掘り聞いてやるからな」
野口「こじやん、吉村朋美からも聞きだしてやりましょーぜ」
小島「そうだな」
渡辺「…おまえら」
野口「きーにょ、おまえはみかみんとさかもっちゃんにまず探してくれ。で、みんなで手分けして吉村朋美を見つけるぞ」
渡辺「(呼び名が気にくわないが)あいよっ!」
一同、街中を探し回るが見つからず…
そして、みんなで吉村の家へ戻ると家の前に吉村朋美が
坂本「あ、あれ?」
一同「朋美!?」
女「え?いえ、違います。」
三上「違いますって、朋美でしょ?みんな、死んだと思っていたのに、なにしてるのよ?」
女「だから、私は朋美さんではありません」
坂本「朋美じゃない?なに言ってるのよ?ねぇ、きーにょ、あんた、昔付き合ってたんだから分かるわよね?」
三上、坂本、にやにやしている
渡辺「てめぇら、もう喋ったのかよっ!?」
小島「やべっ、殺意を感じる」
女「私は青山祥子と申します」
渡辺「え?」
青山「小さい頃に生き別れた双子でもありませんし、もちろん、私は朋美さんでもありません。…その私は…。私と
朋美さんは…。なんていうか。ドッペルゲンガーなんです。」
一同「はぁ!?」
野口「ドッペルゲンガーってなに?」
場所は変わって吉村家の中。朋美の遺体の前に先程の一同と学も加わり。
学「そうですか…」
坂本「でも、ほんとなの?二人が出会ってしまったから朋美が死んじゃったっていうの?信じられない」
野口「おれがあいつであいつがおれで。っていうことだな。」
三上「どういうこと?」
野口「OIIO」
三上「?」
小島「バカはほっとこう。で、青山さん、吉村とは東京の美容院で会ったんですか?」
青山「はい、朋美さんは行きつけのようでした。びっくりしました。店に入ったら鏡ごしにもうすでに髪を切られて
いる私がいたんですから。」
三上「ドッペルゲンガーって出会ったときなんか起こるの?」
青山「とくに奇跡的なことは起こりませんでした。でも、その場にいた人はみんな気持ちが暗くなりました。ドッペルゲンガーに出会うと死んでしまうって言いますからね。でも朋美さんだけは違った!逆に喜んでくれたんです。私だ!って。嬉しかったなぁ。連絡先も交換してくれたんです。双子みたいに仲良くなろうって。」
学「その後、朋美とは連絡をとっりあっていたんですか?」
青山「はい、何度か。で、会う約束をしたんです。…でも、その日に朋美さんは…」
三上「信じられない。…いやっ、青山さんの話がってことじゃなくて、あまりにもなんていうか現実離れしてるから…」
野口「これぞまさにOIIOの奇跡…」
坂本「てめぇ、マジで黙っとけや、コラァ!…ごめん。」
一同、恐怖のあまり氷つく
そこへドアベルが鳴る
学「はい!…あ、遠藤先生、よく来てくださいました。」
遠藤、汗だく
遠藤「すまんね、急いだんだが、こんな時間になってしまった。」
一同「!先生。」
遠藤、青山祥子を見つけると視線が止まる。
三上「先生、こちら、青山祥子さん、私たちも聞いたときはうそ!って思ったんですけど、朋美とドッペルゲンガーなんですって」
遠藤「…知ってます…、おひさしぶりですね。」
青山「ご無沙汰してます。」
遠藤「今日、長谷川くんに会ったよ。
朋美に変わった所が無かったか聞こうと思ってね。
だが、話しにならなかった。
聞いていた以上だね。正直あの男の何処がいいのか分からないよ。
早く別れた方がいいんじゃないか?」
青山「でも、あれでいい所も沢山あるんです。」
驚く一同
野口「待って、待って!なんで2人知り合いなの!?」
遠藤「あ、いや、その…以前、…お会いした事があるんだよ。」
野口「どこで?なんで?どうして?」
遠藤「ちょっと待ってくれ!まずは吉村に挨拶させてくれないか。」
朋美の傍へ行き、線香をあげる遠藤
その間、青山に色々聞こうとする面々だが、青山は何も答えない
そこへ遠藤と学が戻って来る
三上「先生、教えてください!なんで青山さんと面識があるんですか?」
遠藤「・・・・・・
どこから話せばいいのか・・・」
徐に学へ向き直る遠藤
遠藤「吉村君、まずは君に言わなくてはいけない事がある。というより、ご両親にもお話しておいた方がいいのだろうが」
学「何ですか?」
遠藤「実はな、俺と朋美さんは・・・付き合ってたんだ」
唖然とする一同
遠藤「こんなに年が離れてるのに、変だと思うだろうが、俺達は本気だった。
朋美が大学を卒業してこっちに戻って来ていたのは知っていたが、暫く会う事は無かったんだ。
だが、4年前の祭りで偶然会ってな。
折角地元に帰って来たのに、その時の朋美には笑顔が見られなくて。
会って色々と話を聞いてやってる内に・・・・・・
後は、まあ、そう言う事だよ・・・」
学「そんな前から…、知らなかった。」
遠藤「朋美はこそこそ付き合うのは嫌だと言ったんだが、俺が止めたんだ。
俺が・・・周りに好奇の目で見られるのが嫌だった。」
坂本「そんなの関係ないじゃん。堂々としてればいいでしょ!」
小島「いや、そう言う訳にもいかないだろ。教師と元生徒なんだし」
坂本「でもそんなの何年も前じゃん!」
小島「そうだけど。そう言う事じゃないだろ!」
三上「ちょっと2人とも!」
遠藤「そうだな。ホントは関係ないんだよ。でも俺は、周りの目が怖かったんだ。」
一同暫く無言
三上「それで?青山さんとはどこで?」
遠藤「ああ。朋美に紹介されたんだよ。自分のドッペルゲンガーがいるって。
初めは冗談だと思ったんだが、連絡先も知ってるから、会いに行こうって。」
青山「それで、朋美さんと遠藤さんが東京まで会いに来てくれたんです。」
野口「あっ、しゃべった。」
渡辺に脇腹をど突かれる
渡辺・野口、コソコソと
渡辺「そりゃしゃべんだろ。」
野口「だってさあ、ずーーーーっとしゃべんねえし、反応しねえから、実は人形でした!みたいな。」
渡辺「んなわけねえだろ!」
野口「そんなのわかんねえじゃん。」
渡辺「わかんだろ!」
野口「わかんねえよ!」
渡辺「わかれよ!」
野口「確かめてもいないのにわかりましぇーん。」
渡辺「お前バカか?わかんだろ、普通。」
野口「普通って何ですか?普通の定義を教えてください。」
渡辺「常識的に考えて!人形なわけねえだろ、ぼけっ!」
野口「何だと、このハゲ!」
渡辺「禿げてねえよ、豚トロ!」
野口「何だよ、豚トロって!焼き過ぎたカルビみたいな肌しやがって!」
渡辺・野口段々とヒートアップしてくる
そこを三上・坂本が頭に拳骨
三上・坂本「うるさい」
青山「あの~、しゃべってもいいですか?」
小島「どうぞ、どうぞ」
青山「私に会った遠藤さんは、ホントにビックリしてて。
それを見てる朋美さんが本当に楽しそうで、嬉しそうで。
なんだか見ているこっちが幸せな気分になるような、そんなお2人でした。
ドッペルゲンガーに会ったら、どちらかがいなくなるって話知ってたから、
ずっと不安だったんです。
朋美さんか私のどちらかが居なくなっちゃうんじゃないかって。
私に会ったせいで朋美さんが亡くなったんなら、私、どうしたらいいのか。
あんなに幸せそうだったのに・・・
やっと皆に紹介出来るって嬉しそうに言ってたのに・・・」
学「皆に紹介?」
遠藤「そうなんだ。その場に青山さんが居たら、きっと面白い事になるって朋美が言い出してね。
青山さんにも無理を言って来てもらったんだ。」
三上「皆に紹介って、もしかして・・・結婚?」
遠藤「ああ。」
小島、坂本、野口、渡辺「えええーーーーー!」
青山「二人とも真剣だったんだから自然な事だと思います。」
遠藤「・・・それなのに」
青山「すいません、私のせいで、きっと私のせいなんです。」
遠藤「・・れて・くれないか?」
青山「え?」
遠藤「別れてくれないか?長谷川と。」
青山「え?」
小島、坂本、野口、渡辺、三上「?」
小島「あの、どういうこと?」
遠藤「長谷川とは、別れたほうがいい・・・」
青山「な・・・なんでですか?」
遠藤「4年前、朋美と偶然祭りで会った時、彼女は何か思い悩んでいるようで全く笑顔が見られなかった。
会って色々と話を聞いてやってるうちに、彼女から信じがたい事実を聞いたんだ。」
小島「信じがたい・・・こと?」
遠藤「あぁ・・・彼女は・・彼女は、大麻をやっていたんだ。」
小島、坂本、野口、渡辺、三上「えっ!?」
渡辺「そ、そんな・・・朋美が。」
遠藤「大学時代に知り合った男友達にすすめられて、やってしまったと彼女は言っていた。彼女はそれからずるず る大麻にハマってしまい、このまま東京にいたら自分はダメになってしまうと思い地元に帰ってきたみたい なんだ。」
坂本「そ、そんな朋美が・」
遠藤「地元に戻ってからも彼女は、大麻の依存からは逃れたものの彼女の心はボロボロだった。私は、何度も彼女と会い、話し合った。そうしていくうちに彼女は徐々に笑顔を取り戻していったんだ。」
三上「そ、その大学時代の友達って?」
遠藤「上原と言う友達、と朋美が言っていた。」
三上「上原くんっ!?」
遠藤「彼は、裏でいろいろ大麻を売りさばいていたみたいなんだ。」
三上「そ、そんな・・」
青山「で、でもそれと私が長谷川君と別れるのと、どう関係があるんですか?」
遠藤「それが関係あるんだ」
青山「いったいどう関・・」
遠藤「長谷川も大麻をやっていたんだよ。」
青山「え!?」
遠藤「朋美は、そのことも知っていたんだ。朋美は、本当に青山さんのことを双子のように思っていたみたい でね、その思いから彼氏である長谷川に大麻をやめてほしいと何度も頼んでいたみたいなんだ。」
青山「・・・」
遠藤「あの日もいきつけの美容室に行くと電話で言って東京に向かった。・・・・それでその日に交通事故にあっ て・・・。私はそれが納得出来なかった。だから長谷川の所に行ってなにか聞き出せないかと思ったが、あ っけなく追い返されてしまった。長谷川はなにかを知っている。私はそう感じた。いや、もしかしたら、
はせが・・」
上原「違うんです」
!?
上原「違うんです。全部、全部俺が悪いんです。」
遠藤「き、君は・・」
三上「上原君!?」
野口「うえやん!ど、どういうことだよ!!」
上原「朋美を殺したのは、俺なんです・・・」
小島「はっ!?おまえそれどういうことだよ!!」
遠藤「・・・」
上原「俺が朋美を突き飛ばしたんです」
三上「突き飛ばしたって・・・」
上原「あの日、おれは長谷川に頼まれた大麻を渡すためにあいつの店の近くで長谷川が出てくるのを待っていたん です。長谷川が店から出てきたとき、ちょうど朋美もその場にきたんです。朋美は、俺を見るなり長谷川に
彼女の為にも大麻から手を引くようにと説得し始めたんです。」
遠藤「朋美は自分の身をもって大麻の怖さを知っているから、青山さんにも影響があると思っていたんだ。もしか したら、彼氏の影響で青山さんまで自分と同じ苦しみをあじわうかもしれない・・・朋美はそこまで思っ ていたかもしれない・・・」
上原「長谷川が一切聞く耳をもたなくても朋美は、説得し続けました。そのうち俺にまで説得してきました。
おれは、このまま騒がれたら周囲から怪しまれるかもしれないと思って、さっさと物と金を交換してその場 を去りたいと思った瞬間、朋美がおれの手から物を取ったんです。おれは、気が動転して朋美の手から取り 返そうとした時、おれは朋美を突き飛ばしてた・・」
一同「・・・・」
上原「その時、一台の車が通って・・・朋美は引かれたんです。おれは・・・おれは・・・もうなにが起こったの かわからなくなって・・・・そしたら長谷川が逃げるぞって。長谷川の店は大通りから細道に入った所にあ って人通りも少ないしバレないって言うから・・・おれは・・・おれは・・・」
上原、泣き崩れる
遠藤「・・・・」
遠藤の手の中には、朋子の薬指に付けられるはずだったであろう指輪が強く握りしめられていた
終わり
酒井でした。