こんにちは~!

 

しなやかマネジメント、村田美穂です。

 

去年あんなにブームになった

「逃げるは恥だが役に立つ」の

漫画を一気読み、ドラマをまとめてみました。


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今の感想を書き留めておきます。

 

脚本化が秀逸である、とのネット評価が高く

私もそう思うのだけど、

各種のテレビ番組へのオマージュなど、

 

わかりやすい秀逸さではなく、

 

脚本コンセプトのすばらしさに言及してみたいと思います。

 

漫画では言語化されていない二つの搾取、

 

「働きがいの搾取」

「愛情の搾取」

 

がストーリーにのせて言語化されていることが本当に素晴らしいと思っています。

 

●働きがいの搾取

アイディアマンの主人公みくりは

商店街の活性化をボランティアで頼まれそうになりますが、

きちんと断ることができたのです。

「文化祭ののりでやろうよ」

「楽しそうじゃん」

そんな言葉に惑わされずに

最低賃金を下回らないように働く工夫をします。

 

これは本当に大事なことで、

私のコーチングのクライアントさんでも

特に主婦の方はすぐボランティアで時間を使ってしまうし、

そういう方はこちらにもボランティアを要求するので、

時間効率、生産性があがらず、なかなか良い仕事が成立しないことが多いのです。

 

 

●愛情の搾取

ふたりはめでたく愛情が芽生え、

結婚ということになるのですが、

 

結婚後の生活費をシミュレーション試算をするとき、

 

雇用主のヒラマサが

有償だった「家事労働」を結婚後によって

「無償」として算出してしまうのです。

 

それをみくりは、戸惑いながらも、ずばり

「それは愛情の搾取です」と

プロポーズに浮かれずに、言うことができました。

 

家事労働への対価をきちんと認識していること、

それがパートナーシップを構築する大前提です。

 

ふたつの搾取、

ひとりひとりの我慢は大したことはなく

我慢したほうが楽、

声をあげるのがしんどく、

むしろあげると事がスムーズに進まなくなるから

あげない場合も多いかと思います。

 

でも、ひとりひとりがNOといわないと、

搾取構造は社会に温存され、

格差社会は開く一方なのです。

 

「働きがいの搾取」「愛情の搾取」の言語化を

楽しい恋ダンスにのせて

普及してくださったドラマにリスペクトです!

 

では今日はこの辺で。

 

また逃げ恥の感想書きます~