【目標管理制度】OKRとMBOの違い | 人事制度の鬼が語る!

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OKR(Objectives and Key Results)とMBO(Management by Objectives)は、ともに目標設定と業績評価の手法ですが、いくつかの重要な違いがあります。

OKR:

  1. 短期的な焦点: OKRは、通常、四半期ごとや半期ごとに設定される短期的な目標に焦点を当てています。
  2. 透明性: OKRは、組織全体で共有され、すべての従業員が互いの目標と進捗状況を確認できることを重視しています。
  3. 柔軟性: OKRは、状況の変化に対応して目標を柔軟に修正できることを重視しています。
  4. 達成困難な目標: OKRでは、従業員が達成が難しい目標を設定し、最大限の努力を促すことを推奨しています。

MBO:

  1. 長期的な焦点: MBOは、通常、年間を通じて達成すべき長期的な目標に焦点を当てています。
  2. 個人と組織の目標の整合性: MBOでは、個人の目標が組織の目標と整合性があることを重視しています。
  3. 目標達成に関する評価: MBOでは、目標達成に対する評価が重要で、達成度合いに応じて報酬や昇進が決定されることが一般的です。
  4. スマートな目標設定: MBOでは、達成可能で具体的な目標を設定することが推奨されています(SMART:Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)。

OKRとMBOは、それぞれ異なる組織文化や状況に応じて効果的な目標設定と業績評価の手法となります。