「おとぎの国」の宿題のハナシ



いま学校に残って宿題をやると、A4サイズで、10枚となっている。なぜかはわからないが、家に持ち帰ってやるなら、8枚でいいそうだ。


これが、来年の4月から変わるという。


学校でやる場合は、いまと同じ10枚。家に持ち帰ってやる場合は、1枚でいいという。


しかし、二年間だけだという。


宿題が少なくなるからという理由で、喜ぶ人が多いなか、もともと学校でやっていた人がこう言った。「もともと宿題は何のためだろうね」「二年間、楽して遊んでしまったら大変なことになるよ」と。


そして、もともと楽をしたい人はこう言った。「少なくすむなら、それでいいじゃん」と。


このおとぎの国は、10年後どうなっていくのだろう。


今、必要なのは宿題の目的と、その意義を理解することだと、いつも寡黙な先生は立ち上がった。


おしまい…






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