人生について考えてみるならば、このセネカの説教は必要な一冊だと思う。


座右の書というのは、何冊も必要がなく、数冊あればいいという。


しかし、多くの本を読むことで、その数冊に出会うことができるのではないだろうか。


セネカの説教の中に、執着しない心のようなことがある。


しかし、何度読んでもこの本では、この言葉をよくよく考えて読むべきなのではないだろうか。








われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。

人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。

けれども放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな善いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気付かされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである。


セネカ『人生の短さについて』








セネカの説教は、かなり貴重なものだと思う。


アラ還の自分は、いまだに学ぶことが多い。


善き説教者は、人生に必要なものである。






ありがとうございます。