日々の生活で読む新聞で

昨日めずらしく納得性の高い文章があった。


辻田真佐憲


さんという方のものです。









私は官僚制や権威主義について

研究していたことがあります。

最近よく聞くようになった


忖度


という言葉の使われ方に

とても違和感を感じていました。

忖度には

「相手のことを慮る」

「相手の心情を推量して」

という意味がある。

私自身の経験でいえば上司の考えていること

その先に行って対処する。

そんなことは当たり前だと思っていた。

なぜ、忖度がいけないのだろうか。







忖度の暴走


とはよく言ったものである。

相手や上司の指示を待たずにやること

これが悪なのではなく

あくまでも、

やっている行為が悪なのである。






いまSNSでは自己の意見表明ができる

メリットがある一方

非難、罵倒して叩きつける

デメリットがあります。

反対意見があっても、

その意見を真摯に受け止める態度というか

許容できる心が必要なのではないか。

最近よく考えていたことが

この新聞を読んで腑に落ちる

という感じがしました。

多くの文章や意見があるということ

だからといって安易に同調する態度は

本質ではありません。

異論を受け止める態度、度量は

努力して広くあると良いと思います。

ふとそんなことを考えています。





ありがとうございます。