衝撃的な逮捕から約二週間、いろいろな情報が出ている。違和感を感じていることもあるけど、あえてカルロス・ゴーン『ルネッサンス』を読んでみたい。

本書は、2001年初版ですが重版が続いているベストセラーだ。日産のリバイバルを成功させ、日本の会社というものを変革させた経営者の書き下ろしである。

ルネッサンスという言葉に注目してみたい。ヨーロッパの14〜16世紀にかけておきたルネッサンスという時期。古くからの慣習やあしかせを断絶し新たなものを創造した。カルロス・ゴーンがルネッサンスにこだわったのは変革であり、過去との決別が必要不可欠との思いからだろう。

強力なリーダーシップは、時間とともにどのように変質していったのか。19年という長きにわたり日産のトップとして君臨し、ルノーのトップとして任期延長し支配してきた。長すぎるリーダーシップは独裁者を連想させる。

名経営者から一転、逮捕され勾留延長という異常事態にある。容疑内容には触れませんが、カルロス・ゴーンという存在が中世ヨーロッパ以前のようなあしかせとなってしまったのではないだろうか。

裸の王様は筋肉マッチョであっても、その異常さを指摘してくれる人はいない。なぜなら、指摘してくれるような人を自ら追いやってしまったのだから。


ありがとうこざいます。