歳を重ねることでわかってくることがあると思う。それは決して老けたからとか諦めたとかでもない。

「清濁併せ呑む」「火中の栗を拾う」という言葉がある。若い頃は理想に燃えていたりしてね、後にね綺麗事だったと思ったこともある。そりゃね辛いよね、仕事だからねどんな仕事も大変だよ。でもね、逃げないで愚直にやってきたから現在があると思うよ。

綺麗にさ整ったシチュエーションではない、穴を埋めるようなね仕事には微妙なバランスというかね、機微というのかな割り切れない計算みたいなものがあるんだよね。白と黒という理屈ではないことがねあるんだよね。




「人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ。つまり白と黒の間のとりなしに。その最も肝心な部分をそっくり捨てちゃって、白か黒だけですべてを決めてしまう時代だからね、いまは」

(池波正太郎『男の作法』より)






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