外山滋比古さんの「逆説の生き方」にあるエピソードが、ぐっとくる。
「傷のあるリンゴ」
リンゴだって傷がつけば、早く直そうとする。ほかのリンゴ以上に努力して甘く、うまくなるのである。普通のリンゴはそんなことを考えないからのんびりしていて、味で傷ものに負けてしまう。
傷つくのはリンゴにとってよいことではないが、そのためにたいへんな努力をして味がよくなれば、傷ついたマイナスをプラスに転ずることができる。もっとも、ものを知らない人間が、それとも知らずに、傷ものとして見向きもしないのは、リンゴの責任ではないけれども、リンゴの不幸である。人間の偏見がいけない。
こうした物語が心地よく続きながら、普通の人ではないコンプレックスが禍が福と転じると…。
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