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黒澤明監督の作品『生きる』は好きな映画だ。劇場での公開は1952年ですが、この時代の黒澤明監督作品では珍しく三船敏郎が出ていない。また侍も刀もない人間ドラマであり悲劇のような喜劇かもしれない。

この作品だけでなく黒澤明監督作品は好きなのですが、中国での生活で部屋でよく見ていました。2010年だったと思うが、初めての中国だったが深圳にいた時にDVDを買った。宮崎駿監督作品BOXと一緒だったと記憶している。大連では『用心棒』『椿三十郎』『七人の侍』などを市内最大の書店で買った。日本の映画が公の場で購入できる作品は数少ない。やはり黒澤明監督は世界の巨匠なのだ。

   ※ネタバレ情報があります。
この『生きる』は市役所の市民課長が主人公で官僚主義のお役所仕事と情熱なき無気力な仕事ぶりがデフォルメされている。この主人公は真面目な男ではあるがおもしろくも楽しくもないような日々を送っていた。ある時、体調不良で病院に行くと胃潰瘍と告げられる。そして、ここからこの作品に変化が始まるのである。この時代、癌という病気を医師がどう伝えたのかということになるが作品のように胃潰瘍と告げられることがあったのであろうか。

この作品、今週は劇場で鑑賞することができたのだ。懐かしくもあり思い出もあり、なんともいえない感じがする。映画が好きな子供だったので、たいていの黒澤明監督作品を見てきた。そんな過去があるから人形町にある居酒屋「三船」も行きたくなったのだった。お一人様でカウンターでっていうシチュエーションではないのが課題ではある。

人間ドックで胸部の再検査で、医師から言われたことがある。それとは別に多くの人の顔を思い浮かべながら、続けた禁煙が一カ月続いた。このまま卒煙したいと思うが、お酒好きの自分がいる。現在、お酒を自粛してきたが「生きる」ということであれば、たまには少しだけはいいかもしれない。放蕩のむなしい酒ではなく、形式主義の疲弊の発散でもなく、美味いを楽しむのも生きるということかもしれない。「生きる」とは何かという哲学をする時間もたまにはあってもいいと思う。







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