禁煙と禁酒で調子が悪いというのもおかしな話だけど、寝つき悪く読書しながら睡魔の攻撃を待つという感じです。
本書『真珠湾攻撃隊長 淵田美津雄』は真珠湾の英雄としてより、戦後に戦犯として非難と公職追放された以後の物語に惹かれる。クリスチャンとなりプロテスタントの伝道師としてアメリカへと渡る。
淵田美津雄さんの最後は、糖尿病になっても朝からビールを飲んでいたという。淵田さんいや渕田さん(本人が戦後から死ぬまで渕田を使っていた)の男として、人間としての魅力があるように感じる。
捕虜収容所のアメリカ人の少女の憎悪から人類愛に変わったというエピソードがある。彼女の両親は宣教師でしたがスパイとして疑われ日本人に処刑された。その両親は死ぬ直前に聖書を読んで神に祈って死んでいったという。淵田さんが大粒の涙を流し、クリスチャンとなりアメリカへと向かわせた聖書の一節がある。
父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです
本書は、世紀の奇襲を成功させた名指揮官と同時に、人間としての淵田美津雄の物語である。
おやすみなさい…。
