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米国オバマ大統領の歴史的な広島訪問があり、本書を再読してみたいと思いました。アカデミー賞監督のオリバー・ストーンとアメリカン大学のピーター・カズニック教授によって、ほとんどのアメリカ人が教わってきたアメリカ合衆国の基本的な歴史認識に疑問を投げかける。それは、より正しく、より人間的で民主的で、より公平な世界を求めて闘ううえで、歴史認識の捉え方が大切だと教えてくれる。

今回のオバマ大統領の広島訪問が米国で賛否あるだろうと思われた。これまでメディアが度々とりあげてきた「原爆のおかげ」という当時のトルーマン大統領の言説が根強くあったからである。現在も、スミソニアン博物館には、原爆には触れることなく爆撃機エノラゲイだけが展示されている。

本書では、いままでの歴史認識を冷静に疑って考察することが大切であると教えてくれる。例えば、原爆のことでは1945年の5月ドイツが無条件降伏する前後にあったソ連とアメリカの関係や交渉、そしてポツダム会談へ流れが向かう中で、アメリカはまったく新しい種類の兵器を手に入れたのである。

本書は、全3巻でアメリカという帝国の矛盾を指摘しています。再読には、現在アメリカでトランプ氏が共和党大統領候補に確定する背景が浮かび上がる。また過去の歴史認識は各国の事情によるものであるが、これにより国家の都合が優先さるカタチで国民は刷り込まれているという事実を知らされることになるだろう。いずれにしても歴史認識の違いによる国家間対立は存在する。しっかりとした歴史認識を見直しをしておきたい。





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