
少し古いがアンドレア・ピルロの自伝を読む。自伝と言ってもピルロの口述本と言った方が正しいだろう。
本書のタイトルが、ルネ・デカルトの「我思う、ゆえに我あり」から引用しているところがユニークだろう。デカルトが放った言葉ではないようだが、自分という存在は「考える」ということに事実がある、ということとフットボーラーとしてのピルロは「蹴る」ということに事実がある、ということをかけているのだろう。
天才レジスタ=最高の戦術眼をもったファンタジスタであるピルロ。やはりイタリア男のユーモアを持ちあわせた普通の人間でもあるという事実がわかる。インザーギやガットゥーゾとのお茶目なエピソードは、天才ではなく努力し続ける普通の男という印象だ。
サッカーと人生というピッチ、やはり同じようなことが多いのではないだろうか。
Grazie!