
中公クラシックス 池田廉 訳
朝早く目が覚めると本棚にある本書『マキアヴェリ 君主論』が目にとまる。
君主論は若い頃によく読んだ本の一つです。
何冊か出版されていますが、翻訳の違いもあって本書の
日本語としての意味がわかりやすいのは、
池田廉訳の中央公論新社が最良ではないでしょうか。
あらためて読み返すと、また新しい気づきを得られるのが本書の魅力。
自分の行動を思い返せば、何かしら影響を受けているようなこともある。
たとえば・・・
一年の適当な時期に、祭りや催し物を開き、民衆の心をそれに夢中にさせることである。それに都市は、職業組合や地区組織に分かれているから、それぞれの集団の人々のことを考慮に入れ、折にふれて彼らとの会合をもち、君主自身の豊かな人間味と度量の広さを誇示すべきである。しかもなお、君主の厳然たる威光をしっかりと守っていくこと。この最後のものは、どんなばあいでも、けっしてゆるがせにしてはならない。
(第二一章 君主が衆望を集めるには、どのように振るまうべきか 173㌻)
不朽の政治思想の本でもあるが、指導者という人物がどうあるべきか
という意味では、誰が読んでもいい本ではないでしょうか。
ブログお読みいただき感謝!