TAKE’S【FEVER日記】
森の中からジャズが聞こえる 
パット・メセニーのギターを作る 
リンダ・マンザー 菊池淳子(訳編) フィルムアート社 1996年




読書となるとビジネス書が多くなりがちです。アンバランスを解消するために、少しだけ冒険もしないといけない。

本書はパット・メセニーが好きな人なら知っているだろう。女性ギター製作者のリンダ・マンザーとのインタビューを翻訳したもの。訳編者も言っているが母性でもない、父性でもない不思議な存在のようだ。


「木材はうそをつかないの。きちんと切らなければ裏切るし、きちんときれば必ずそれに報いてくれるわ」とリンダが言う。木も人間も同じ命であり、同じ生態系のサイクルにいるのだというリンダ。こうしたリンダの哲学は、熱帯雨林保護団体に参加するなど具体的な行動にあらわれているのだろう。


TAKE’S【FEVER日記】
リンダの代表作「ピカソ」はパット・メセニーとの共同作業で完成した。



リンダがパットと出会うエピソードは、子どものような純粋な気持ちだったのだろう。それが幸運にもパットという熱心なギター少年に伝わったようなもの。そんなエピソードを読みながらパット・メセニーのギター・サウンドを楽しめるのは素晴らしいことだ。




本日も良き一日を!