
怒らない経営
銀の皿を日本一にした「すべてに感謝する」生き方
江見 朗(株式会社レストラン・エクスプレス代表取締役社長兼CEO)
先週末に予約していた本がAmazonから届きました。かなり楽しみにしていたので、ワクワク読みました。こう見えてここ数年「怒る」「怒らない」であるとか、「褒める」「叱る」であるとか、かなり真剣に考えていました。もっとも闘将タイプで人相のわるい私の場合、怒っていなくとも、そう見えてしまう思われてしまうことも、しばしばです。
本書は昨年「カンブリア宮殿」で話題になった「銀のさら」の株式会社レストラン・エクスプレスの江見朗社長の経営哲学いや人間観といっていいでしょう。とても読みやすく、読んでいてイメージが目に浮かぶような文章です。
怒ると、本人も相手もストレスがたまります。
怒ると、本人も相手も不愉快になります。
怒ると、人間関係がギクシャクして悪くなります。
怒ると、人が離れていきます。
怒ると、生産性が悪くなり、業績が下がります。
というように、良いことは何もなく、悪いことだらけと江見社長はきっぱりと断言します。怒ることだけでなく、人生観や人間観、そして「人はみな、生まれてから死ぬまで例がなく平等である・・・」と説く。「人が人をバカにしない」「人をバカにする権利など、そもそも誰も有していないのだから、持っていない権利を行使すること、すなわち『怒る』ことは間違っているし、ルール違反である」と続ける。
レストラン・エクスプレス怒り根絶十一カ条
①怒っている時その人は不幸である
②怒られている相手はその時もっと不幸である
③怒っていると最後に喧嘩になる
④もっと怒っていると最後の最後に戦争になる
⑤怒ると仕事の合理性が壊れる
⑥怒ると会社の業績が落ちる
⑦怒ると社員が貧乏になる
⑧怒ると家庭が崩壊する
⑨怒ると人類が不幸になる
⑩怒らなくても問題は絶対解決できる
⑪怒るとは強さではなく弱さである
まだまだ未熟な私にとって、江見社長の怒らないロジックは新鮮でした。まだ村上龍さんのように「僕も明日から怒りません」と言い切って、できるかどうか自信はありません。ただしトライしてみる価値はあるのではないかと思っています。
「内に秘めた怒りは時として大きな力になる。しかし、外に向けた怒りは害毒でしかない」という村上龍さんの言葉も、なるほどと思う。
江見社長の究極の合理性は「自発性(言われてやるのではなく、自らすすんで取り組む状態)」と説く。そして「出る杭は打たれる」ではなく、「出る杭は引っ張れ」と。
その他ビジネスにおける考え方も参考になります。
ブログをお読みいただきありがとうございました。
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