
サッチャー時代のイギリス
―その政治、経済、教育―
森嶋通夫著 岩波新書 1988年初版
映画の原題「The Iron Lady」邦題『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
を見たら、むかし読んだこの本を再読したくなった。
著者は、すでに故人のはずだが、ロンドン大学教授(経済学者)だった。
1979年イギリス初の女性首相誕生。
「イギリス病」といわれた大病を治療するため、サッチャーは経済だけではなく、
防衛から教育そして福祉まで「利潤」と「効率」の旗をかかげた。
著者は、サッチャーを批判する立場にいる。
本書は、サッチャー映画のバックボーンとして当時のイギリスの状況、
そして経済学の論争の視点で、おもしろいと思う。
この時代の「イギリス病」ならぬ、「日本病」が現在あるのかもしれない。
本書にこんな言葉がある(Ⅲ.荒れ狂う「反福祉主義」の嵐、115㌻より)。
「悔しかったら頑張りなさい」
映画とセットで本書はオススメです。
Ciao