パイロットが空から学んだ危機管理術


坂井優基 インデックス・コミュニケーションズ



本書は、2006年に読んだ本です。
当時と比べると読書する時間も減ってきたかもしれません。
しかし今でも、気になる本があれば買っては読み、また時間をおいて読む。

本書は、国際線ジャンボジェット機長が「パイロットが空で学んだ」経験を
著したシリーズ。

危機管理という定義では、WARNING!、CAUTION、NOTE、の3分類を用いて、
その危険度をわかりやすくしている。


WARNING! 
  人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることがある。

CAUTION 
  人が死亡または重傷を負う可能性がある。

NOTE
  人が傷害を追う可能性または物的損傷が起こる可能性がある。





そして、現場リスク編、中間管理職編、トップマネジメント編となる。
詳細な内容ですが、かなり説得力のあるものばかりだ。
ひとつだけ軽く紹介してみよう。



優等生はめったに事故は起こしません。
でも優等生が事故を起こすときはとんでもない大事故を引き起こします。

優等生は子供のときから先生や親の指示を、
きちんと守って育った人がほとんどです。
だからこそ優等生になれたはずです。
優等生は決められたことや、
マニュアルに書かれていることをきちんと守ります。

ただ、残念ながら優等生は先生や上司の指示や問題が、
間違っているなどとは夢にも思いません。
間違った指示が出されても忠実にそれを実行して、
ついには大事故を起こす危険性があります。

もともと反骨神おう盛な人間なら、変な命令なら
「できっこない」とか「自分でやってみろ」と開き直ります。
もう少し世間慣れしてくると口では「はい」と言いながら、
実体は変な指示は無視します。
ところが優等生は生まれてから反抗的な態度をとったことは
ほとんどありません。ひょっとすると反抗したり、
命令への不服従などということは考えさえしないかもしれません。

優等生は考えの足りない上司の命令であっても、
命令をあくまで忠実に守ろうとします。
その結果大事故につながることがあります。

命令や指示を守っているだけだと、
自分が死んでしまうかもしれませんし、
大勢の人を殺してしまうかもしれません。



CAUTION

 生き残るためにはどこかで開き直りが必要。




本書は、なかなかお気に入りの一冊です。









パイロットが空から学んだ一番大切なこと/坂井 優基

¥1,575
Amazon.co.jp

パイロットが空から学んだ運と縁の法則/坂井 優基

¥1,575
Amazon.co.jp