行政広報―その確立と展開

本田 弘(著)



インフルエンザが流行のピークを向かえつつある現在、私もうっかりトレンドにのってしまったようだ。

さすがに熱は落ちつきつつあるが、喉と鼻などはまだまだである。ということで、ゆっくりと過ごすしかないのだ。

本書は、たまたま寝込んでいた手先にあったものだ。だいぶ前に読んだものだが、懐かしくもあり変わらぬ何かを提示している。本書は、各章のはじめに著者の参考図書から引用した言葉があるのだが、これが印象深いのだ。


日本の社会に驚かされるものがあるとすれば、それはその均質性であり、整然とした秩序であり、決まりきった様式の順守である。不断に変化しつつあるにもかかわらず、日本の社会は際立って日本的であることをやめてはおらず、その特質はすみずみまで行き渡っている。・・・・・・ともあれ、日本人は分裂症的な不安定な兆候も示してはおらず、むしろ、おどろくほど安定し、無事に機能している社会、というおもむきを示している。

(ライシャワー『ザ・ジャパニーズ』〔国弘正雄訳〕より)


現在と当時では、本書にある記述は違うこともあるが、だいたいにおいてやはり変化していないことが多いと感じた。おどろくほど安定した社会が、これからどのようになるのかと考えたくなるのは、私だけだろうか。



おやすみなさい。