ある凡人の告白  軌跡と証言 

塩川正十郎 藤原書店



数年前、僕は塩爺にお会いしたことがある。

背筋がぴんとした、温厚な雰囲気と気骨さを併せ持つ

とても元気なご老人という印象だった。

僕が質問をしたら、逆に質問を投げかけてきました。

その答えをもとに自説を話されました。

さすがは塩爺、旨いなぁと・・・。

ご本人曰く、平凡ではあったが激流を乗りきった、

という。

本書は、なるほどと頷けることがある。

政治家の質の変化は、世の中によるものなので、

やむを得ないのだろうか・・・。

いやいやそんなことはない、あっていいはずがない。

僕はそう思うし、塩爺もそう考えていると思う。



縁が縁を呼ぶ。会う人は皆師匠と思え

成功は苦心の日に、敗事は得意のときにあり


  (本書巻頭のページより)



今こそ、この凡人とはいえない塩爺に学んでおきたい。

素直にそう思うのであった・・・。