
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか
加藤 嘉一(著) ディスカバー携書
本書は、「中国で最も有名な日本人」と呼ばれる加藤嘉一(かとうよしかず)氏による日本語版デビュー書である。北京大学へ留学し、中国で生活する著者ならではの視点がたくさん述べられている。
私も、中国人と日本人には、数多くの誤解が存在していると思っている。そんなことを考えている人にはとても興味深い内容だ。著者が以下のように述べている。
過去の誤解は、今日の理解につながる。
昨日の理解は、明日の誤解になることもあるんだ。
これは日本と中国の関係だけではなく、色々なことに当てはまるのではないでしょうか。
以下、中国についての素朴な疑問でもあるが、著者が述べているいくつかの内容を紹介します。
・中国人は、なぜ感情をあらわにするのか
・中国人女性は、なぜそんなに気が強いのか
・中国の「八〇後」は、30歳にして自立できるか
・中国人は、なぜ信号を無視するのか
・中国は、なぜ日本に歴史を反省させようとするのか
日本人は、中国のことを知っているようで、実のところあまり知らないのではないか。私自身は、そのよう思っている。また中国に関心をもっている人に対して、親中などといったレッテルをはってしまうことはないだろうか。もっとも外国人に対しても、親日、知日というレッテルをはっているが。
いずれにしても、日本人の知る中国にも、中国人の知る日本にも、同じように何らかのバイアスはある。そうしたことに気づき、分解する草の根作業こそが、誤解を理解にし、理解を誤解にさせないために必要なことなのではないだろうか、そのように思う。
中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか (ディスカヴァー携書)/加藤 嘉一

¥1,155
Amazon.co.jp